『秒速で1億円稼ぐ条件』のエッセンス | 定年起業のためのウェブコンサルティング

『秒速で1億円稼ぐ条件』のエッセンス

秒速で1億円稼ぐ条件

 派手なプロモーションを展開した本書ですが、どんなことが書かれているのか気になり、読んでみました。同じことが数ヶ所に分かれて書かれていたりして、わかりやすい本ではないですが、興味深いところもあります。ここでは、そのエッセンスを紹介します。

1.ブログを育てる

 ブログでアクセスを集めます。好きなこと、趣味、嗜好、得意なことなどからコンテンツを探し、読者にメリットのあるメッセージを作成します。

 話題になっている本などからキーワードを探すこともできます。意外性、新規性、トピックが含まれている記事は人気がでます。既存の情報を仕入れ、そこに自分なりの新しい解釈を加えたり、気づきを入れたりします。

 ブログとしては、アメブロを推薦しています。アメブロは、ペタや読者登録、アメンバーというアクセスを増やす仕組みが整っています。

 ペタは、相手のブログを訪問した印で、ペタを残すと相手もこちらのブログを見にくることがあります。読者登録は、更新通知を受け取る登録です。アメンバーは、限定記事を読める読者で、読者の囲い込みが可能です。読者登録やアメンバー登録をすると、相手も同様に登録し返すことがあります。

 ただし、アメブロは商用利用が禁止されているため、突然アカウントが消されるリスクがあります。

2.ブログでバイラルを起こす

 ブログには、はてなブックマークというバイラルを起こす仕組みがあります。ブログを読んだ人がブックマークをすると、それを見て読む人が増えるという仕組みです。数が増えれば増えるほど、加速度的に増加していくことがあります。

 常識を越えたことが書かれている記事、着眼点のいい記事、強い主張をしている記事などが、バイラルがかかりやすくなります。また、バラエティ番組で新しい商品が出たり、新しい芸人が出たりしたときに、そこで使われた新しい言葉を記事に含ませるとバイラルが起こる場合があります。

 また、他人のブログに過激なコメントを残すと、反論が集まり、バイラルが起こるときもあります。

3.ブログとソーシャルメディアの連動

(1)Facebook

 Facebookでもバイラルが起きます。Facebookでは、投稿に「いいね!」をされると、「いいね!」をした人の友達のニュースフィードにも記事が表示されます。シェアをされると友達の友達まで広がります。

 また、「いいね!」やシェアやコメントをすることにより、友達との親密度を表すエッジランクも高まります。

 エッジランクの高い友達が増えることにより、投稿がバイラルを起こしやすくなります。友達は、制限人数の5000人まで増やすことを薦めています

 イベント機能やグループ、アプリといった機能も「いいね!」を増やし、エッジランクを高めることに使えます。

(2)ユーチューブ

 ユーチューブでは、細かくかみ砕いたわかりやすい説明ができます。タイトルとキーワードがアクセス数を増やすキーとなります。

(3)Twitter

 Twitterでは、使う言葉やつぶやくテーマで目立つことが、注目を集めるコツです。自分が気になる格言を自分の言葉に置き換えてツイートすることで、リツイートやフォロワーが増えたそうです。また、あえて有名人にからむという手法も紹介されています。

4.ランディングページ

 ブログの読者のうち、書き手に今すぐにでも会って話を聞きたいというレベルの読者をメルマガに誘導します。

 いずれ書き手に会ってみたいという程度のあやふやな読者に対しては、読者が欲しがるような資料を用意し、それと引き替えに、メルマガの読者になってもらいます。

 読者にメールアドレスを入力してもらうページがランディングページです。資料と引き替えにメールアドレスを入手しているわけです。

5.メルマガ

 メルマガでは、プロダクト・ローンチという手法を使います。プロダクト・ローンチとは、セールスレターといわれる4回に分けたメールにより、期間限定で、期待感と枯渇感を高めながら販売する手法です。

 その際に、商品自体をはじめに決めておくのではなく、読者のコメントやメッセージ、アンケートなどから読者のニーズを探り、それに合わせるということも行います。

 セールスレターには、連続性をもたせ、ハイライトとなる話やオチを入れることが、続けて読んでもらうコツです。

 さらに、メルマガから、セミナーやコンサルティング、コーチングにも誘導できます。

まとめ

 稼げるかどうかは、そのコンテンツにお金を出してくれる人がいるかどうかです。最初は、うまいプロモーションで買ってもらえたとしても、価格に見合う内容がなければ、二度と買ってもらえません。本書は、ネットによるプロモーションの例として、参考になります。

 なお、本書には著者が倒産してから、復活までの稼ぎ方も書かれています。そこに興味のある方は本書をお読みください。

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