「自分から動く人」と「自分勝手に進めてしまう人」の違い

グッジョブ

部下に対して「指示待ちではなく、自分で考え自分から動け」とはよく言われる言葉です。

ところが逆に、「言われたことだけやれ、言われないことは一切やるな」と言う人もいます。

明らかに矛盾しています。同じ職場に両方の人がいたら部下は困ってしまいます。

それぞれ、どういう意味で使われるのでしょうか?

指示待ちではなく、自分で考え自分から動け

「指示待ちではなく、自分で考え自分から動け」と言うときは、部下に権限を委譲し、責任を持たせて仕事をさせることを意図しています。

部下に権限を委譲することにより、自分は他のことができます。そのため、それだけ多くの仕事をこなすことができます。

部下の一挙手一投足にわたって指示をしていては、多くの仕事をこなせません。

部下の育成のためでもあります。人は、自ら考え、自ら行動することにより成長します。

部下に権限委譲したからといって、自分の責任がなくなるわけではありません。どの部下にどこまでの権限を委譲するかの判断が大切になります。

部下は、委譲された権限を越えるものについては、上司への事前の相談が必要です。

この仕組みのもとで働く限り、「自分から動く人」が求められる人材です。「自分勝手に進めてしまう人」は、委譲された権限の範囲をわかっていない人となります。

言われたことだけやれ、言われないことは一切やるな

「言われたことだけやれ、言われないことは一切やるな」と言う人は、部下への権限委譲ができない人です。

部下は未熟であり、まったく判断を任せられないと考えています。

当然、できる仕事の量は、自分が直接コントロールできる範囲にとどまります。

部下は、いつまでたっても判断ができません。経験的にこの場合はこうするということは、覚えていきますが、それだけです。

想定外のことが起こったら何もできません。上司に判断を仰ぐだけです。上司とすぐに連絡がつかなければ、仕事が進みません。

部下が成長しても、仕事の仕方は変わりません。創意工夫をする余地もありません。

仕事は上司の考えるとおりに進みますが、それだけです。実際に手を動かした人にしかわからない改善などは、行われないままになります。

このような職場では、「自分から動く人」は「自分勝手に進めてしまう人」と判断されがちになります。

まとめ

「自分から動く人」と「自分勝手に進めてしまう人」の関係は、上司の権限委譲の有無により変わります。

どちらが優れた組織となるかは明らかです。

「指示待ちではなく、自分で考え自分から動け」と言うときに、権限委譲の範囲を明確にして、権限を越える状況では相談させるだけで、権限委譲が適切に行われる組織になります。

部下に「言われたことだけやれ、言われないことは一切やるな」と言う人は、自ら管理者としての未熟さを露呈しているといえます。

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