Webが死ぬときは、インターネットが死ぬとき

ウェブが死ぬ

インターネットが誕生してほぼ20年。インターネット上にはさまざまなプラットフォームが存在します。中でも世の中に大きな影響を与えたのはWebです。Webとは、インターネット上の文書のネットワークと言っていいと思います。

このWebが10年ぐらいのスパンで死ぬ、すなわちほとんど一般の人には使われなくなるという予想がありました。

インターネット上には、Webのほかにも電子メールやFTPやストリーミングなど、さまざまなプラットフォームがあります。

Webとは、HTML等で書かれた文書のネットワークです。Google ChromeやSafariなどのWebブラウザで見ます。Webの関連技術は、App StoreやGoogle Playに登録されているアプリでも使われています。

「Web は死ぬか?」という曖昧な問い ? Japanese Official ? Medium』というエントリでは、Webは、App StoreやGoogle Playに登録されているアプリだけで使われるようになると予想しています。Webブラウザから見ることはなくなるそうです。Webサイトのアイコンをホーム画面に追加したものもなくなるそうです。

Webは、FacebookやTwitter、SmartNewsなどのようなアプリからだけ、使われるということです。

理由は、ページが開かれるスピードが遅く、ページの構造がサイトによってバラバラであるため、ユーザー体験が悪いからと説明しています。App StoreやGoogle Playに登録できないことを致命的と考えているそうです。

コンテンツホルダーは、アプリが読めるWeb APIを提供し、多種多様なアプリがヒューマンフレンドリーな形で利用者に届けるという予想です。

つまり、現在、企業や個人が作成しているホームページやブログはなくなり、Webブラウザは使われなくなると言っています。

また、検索については次のように書いています。

Web ブラウザはなくなっても、検索がなくなるということではありません。現在ユーザーは何かを検索するために Web ブラウザを開くことが多いですが、検索の役割は徐々に他に移っていくでしょう。

検索の役割が何に移るのかは示していません。

私は、なぜこのような考えになってしまうのかに興味を持ちました。おそらく、Web APIを使ったアプリを開発している方ではないかと思います。

アプリを作れば何でもできます。汎用的なWebブラウザでは手が回らないことでも、きめ細かく作りこむことができます。内部構造を最適化し、スピードも上がり、使い勝手もよくなります。

アプリがあれば、Webブラウザは不要になると考えてしまいそうです。自分の専門にとらわれて、インターネットの20年の歴史が見えなくなっています。

Webはインターネット普及の原動力となりました。Webを使って始まった個人ブログは、それまで一部の人にしかできなかった情報発信を一般の人に解放しました。

Webは、紙の発明やグーテンベルグの印刷技術に匹敵する発明です。それを検索で探せる技術も画期的なものです。

世の中には、さまざまなWebサイトがあります。それを見るためにはWebブラウザが必要です。Webサイトを見ることができるアプリはWebブラウザの一種です。

この世界中にあるWebサイトとそれを見るためのWebブラウザが、10 年程度でなくなるはずがありません。

紙がなくなる世界はSFにありました。ある種の細菌が紙を食べてしまうという話でした。そのとき人類は紙の代わりのものを発明しました。

印刷も電子媒体に代わっていくと考えられます。しかし、紙に印刷したものは便利です。まだまだなくなりそうにありません。

電子文書を世界中で共有し公開する仕組みであるWebサイトは、代わりのものがまだありません。

インターネットは、巨大隕石が地球に衝突するか、核戦争で地球が破壊されるか、人類が滅びるまで、なくなりそうにありません。

WebサイトやWebブラウザが使われなくなるのは、インターネットが使われなくなるのと同じぐらい考えにくいことです。

App StoreやGoogle Playに登録できないことを致命的と考えるのも奇妙です。一般的には、アプリを開発してアプリストアに登録しても、よほどプロモーションをしない限り、誰もダウンロードしてくれません。

むしろ、Webサイトで有益なコンテンツを公開すれば、Googleが検索で上位表示するようになります。

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