ブログを始めるときに最初に考えるべきこと | 定年起業のためのウェブコンサルティング

ブログを始めるときに最初に考えるべきこと

パソコン

ブログを書きたいという人の相談に乗る機会がありました。そこで、ブログを始めるときに最初に考えるべきことをまとめました。

ブログの目的

ブログを始めるときは、最初にブログを書く目的を考えることをお勧めします。目的により、ブログにお金をかけるか、無料サービスを利用して始めるかが決まります。

また、ブログを書くにはそれなりの時間がかかります。それだけの時間をなぜかけるのかを考えておくことも大切です。

ブログを書くことがつらくなってきたとき、やめたくなったときに、なぜ自分がブログを始めたのかを思い出すことにより、励みになります。

一般にブログを書く目的には次のものがあります。目的はひとつに絞る必要はなく、複数の目的があることが普通です。

ブランディング

自分のブランディングに役立てようという目的です。コンサルタントや講師業をやっている人、あるいは将来やろうと考えている人に多い目的です。

出版を考えている人にもブログは役に立ちます。編集者はいつも新しい著者を探しています。そのためブログも読んでいます。

だいたい月間30万PVを超えるブログの著者には、編集者から声がかかっているようです。

仕事

さらに直接、自分の仕事に役立てようという目的です。お店や商品、サービスを宣伝し、集客をねらいます。

単なるホームページではなくブログにすることにより、記事を読みに来てくれるファンも増えます。お客様に役立つ記事を掲載することにより、Googleの評価も上がり、検索で上位表示されるようになります。

情報発信

自分の意見や考え、知識を発表する場としてブログを使います。ブログができる前には、一般の人が自分の意見を発表できる場は非常に限られていました。新聞の投書欄などがありましたが、採用されるまでには高いハードルがあります。

普通の人の自由な情報発信は、ブログの発明によりはじめて可能になった画期的なことです。

アフィリエイト収入

ブログに掲載した広告からのアフィリエイト収入を期待するものです。アフィリエイト収入をメインに考えるならば、掲載するアフィリエイト広告の種類、読者ターゲット、検索キーワード、記事の内容を戦略的に考えることが重要です。

人生の記録

ブログに自分の記録を残すという人もいます。例えば、ランニングの記録を残し、ランニング仲間と情報共有し、励みにしている人がいます。

日記を残しておけば、未来の歴史家が史料として使うかもしれません。この用途については、別の記事をかいています。

ブログのもうひとつの意義

楽しみ

文章を書くこと自体を純粋に楽しむという人もいます。ブログでは、さらにコメントなどの反応が得られ、楽しみも倍加します。

ただし、ネガティブなコメントがつくこともあります。削除するなり、スルーするなりすればいいのですが、コメント欄を設けないという方法もあります。

ウケをねらい、バズらせることを楽しむ人もいます。このような人も楽しみのためにブログを書いていると言えます。

文章の練習

ブログは文章を書く練習にもなります。コメントなどの反応もあり、どのような文章が、反応が大きいかなども分かります。

文章を書くことにより、文章は上達します。しかし、上達のために的確なアドバイスはブログを書いているだけでは得られません。別途、別の方法が必要です。

独自ドメイン

独自ドメインとは、URLをあなた独自のものにすることです。

独自ドメインを取得するにはお金がかかりますが、そのURLを永久に使うことができます。レンタルサーバを借りている会社が倒産しても、別なレンタルサーバで同じURLを使えます。

もしブログのURLが変わると、Googleは別なブログと判断します。それは、それまで時間をかけて築き上げたGoogleの評価がゼロに戻ることを意味します。

古いURLが独自ドメインで残るならば、そこからリダイレクトすることはできます。リダイレクトとは、自動的に新しいURLに移動する仕組みです。しかし、無料ブログサービスではリダイレクトを禁止しているところがほとんどです。

無料ブログサービスを使うことは、ブログサービス会社にブログの生殺与奪の権を奪われていることを意味します。

ブログの目的を考えることにより、お金をかけて独自ドメインにするかどうかの判断ができます。

ブランディングや仕事をブログの目的にしている人は、独自ドメインが必須です。独自ドメインはあなたの名前と同じです。

アフィリエイトを目的にしている人もGoogleからのアクセスを失うと損失が大きくなります。無料ブログサービスの中にはアフィリエイトを禁止しているところもあります。

無料ブログサービス

独自ドメインは不要ということであれば、無料ブログサービスを使います。無料ブログサービスは、ブログのセットアップが簡単だというメリットがあります。慣れれば30分もあればブログの設定を終了し、ブログを書き始められます。

無料ブログサービスはたくさんありますが、それぞれ特徴があります。代表的な無料ブログサービスについて特徴をまとめておきます。

はてなブログ

はてなブログは、はてなブックマークがつきやすいという特長があります。はてなブックマークとは、ネットで共用できるブックマークです。

はてなブックマークがたくさんつくとアクセスが伸び、さらにはてなブックマークがつくという相乗効果があります。同様のことはTwitterやFacebookでもありますが、はてなブックマークが最も大きな効果を発揮します。

また、はてなブックマークはTwitterとIDを共通にしている人も多く、お互いの相乗効果もあります。

なお、はてなブログには辛辣なコメントが付きやすいという特長もあります。そのようなコメントに耐えられない人は、避けた方がいいと思います。

アメブロ

アメブロは商用利用を禁止しています。商用利用の範囲が不明確ですが、規約違反と判断されたブログは警告もなく削除されます。商用利用を考えている人は、避けた方が良いと思います。

また、アメブロの管理会社であるサイバーエージェントは、投稿されたブログの記事や写真を宣伝に使えると利用規約に書いています。

アメブロでブログを書いている人はすぐにやめるべし – アメブロの常識外の利用規約

自分の著作物をサイバーエージェントに使われたくない人は避けるべきです。

アメブロは広告がたくさん表示されることも気になります。記事の内容とは無関係の広告が表示されます。広告を表示させないこともできますが、有料になります。

それ以外の面では、読者登録やペタという訪問の後を残す仕組みが充実しており、アメブロ内での交流ができるというメリットがあります。ただし、ロボットを使っているとしか思えない読者登録やペタもたくさんあります。

ライブドアブログ

ライブドアブログは、無料で広告表示をなくせます。

しかし、利用者は投稿した記事や写真の著作財産権をライブドアに譲渡し、著作人格権を主張しないという、とんでもない利用規約になっています。

ライブドアブログに投稿した記事や写真はライブドアに勝手に使われ、利用者はそれを書いたのは自分だと主張することもできないという利用規約です。

自分の著作権を大事にしたい人は、使わない方が良いブログサービスです。

livedoorの利用規約は最悪!著作権をすべて放棄することになる

FC2ブログ

FC2ブログはブログのドメインが独立しています。はてなブログ、アメブロ、ライブドアブログは、同一のドメイン配下に複数のブログがあります。

Google検索では、同一ドメインから表示される件数に制限があります。つまり同じブログサービスの他のブログが検索で上位にきたら、あなたのブログは表示されなくなります。FC2ブログはその制限に引っかかりません。

また、FC2ブログはカスタマイズの自由度が高いブログです。自分でデザインを自由に変更できます。

しかし、FC2はアダルトコンテンツでも有名であり、実質的な経営者が逮捕されています。一部の企業ではFC2へのアクセスを認めていません。ブログサービスの利用にあたっては、そのあたりの影響も考慮した方がいいと思います。

FC2やアメブロの引っ越しを急いだ方がいい理由

Seasaa ブログ

Seasaaブログもブログのドメインが独立しています。カスタマイズの自由度も高いブログです。広告の表示も少なめです。そうするともっと人気が出てもいいと思いますが、表示速度が遅いことが嫌われているのかもしれません。

レンタルサーバ

独自ドメインを取得するならばレンタルサーバを借ります。

レンタルサーバは価格と性能と信頼性で選びます。あまり安いレンタルサーバは、性能と信頼性の面で不安が残ります。価格の安いサーバから高いサーバに移行した話は、ネットで検索すればたくさん見つかります。

このブログはエックスサーバーを3年以上使っています。サーバのトラブルは一回もありません。性能面でも今までのアクセス数では十分です。

実名か匿名か

ブログを始めるときに実名にするか、匿名にするかで悩む人も多いと思います。

それもブログの目的を考えれば決まります。ブランディングや仕事を目的にするならば、そこで使う名前と同じでなければ意味がありません。ペンネームにするならば同じペンネームにします。

そうでなければ匿名でもかまいません。

まとめ

ブログの目的を考え、独自ドメインにするかどうかを決めます。独自ドメインにするならば、レンタルサーバを借ります。独自ドメインにしないならば、無料ブログサービスを使います。実名で書くか、匿名にするかも、ブログの目的から考えます。

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