iPhone6s / 6s Plus の売り方を予想する | 定年起業のためのウェブコンサルティング

iPhone6s / 6s Plus の売り方を予想する

スマホ

Appleが9月9日に新型iPhoneを発表するとうわさされています。うわさによるとズボンのポケットに入れて座っても曲がらないように固くなるということです。

それ以外はあまり変わらないようで、価格もほぼ同じになりそうです。たぶん、CPUは早くなっているのでしょう。

日本では、新型iPhoneそのものよりも、3大キャリアがどのような売り方をするかに興味が集まります。

今年の5月から、原則、SIMロック解除が義務付けられています。2年縛りについては、総務省が改善を求めています。

SIMロック解除

新型iPhoneについては、ドコモ、au、ソフトバンク、いずれのキャリアも他のスマホと同じにすると思います。すなわち、購入日から6ヶ月間の解除制限期間の後は、インターネットから無料でSIMロック解除ができるようになると予想しています。

iPhoneを例外にする理由はありません。

2年縛り

2年縛りの問題点は、1万円近い手数料をなしで解約できるのが、2年経過後の1ヶ月間に限られることです。その月を過ぎると、また新たに2年縛りが始まります。

手数料なしで解約しようとすると、その月を忘れずに待っていなければなりません。

以前、私がモバイルルータのドコモ回線を解約したときは、解約月まで待ってドコモショップに行きました。もう使っていないにもかかわらず、解約の予約もできず、解約月の通信費もドコモショップに行った日まで日割りで取られました。

ドコモ「2年縛り」データ通信契約解約時のトラブル

また、スマホ等の新機種発売と解約月が、うまくタイミングが合うとは限りません。新機種購入と同時にキャリアを変えたいとき、新機種発売が解約月の直後だったりすると割り切れない気持ちになります。

解約月にはまだ新機種を売っていない。新機種が発売されてからMNPすると、1万円近い手数料を取られる。そういう状況になります。

本体料金割引と引き換えに、最初の2年間だけ拘束される分には不満はありません。

新型iPhoneでは、最初の2年を過ぎれば、手数料なしで回線の解約ができるようになると予想します。

MNP

他社からの乗り換え(MNP)に対して、割引を行うことは、総務省からも改善要求などはありません。

新型iPhoneでも、MNPの割引は継続すると予想します。ただし、割引額は小さくなると思います。

Apple Storeの行列

昨年までは、iPhoneの発売日にはApple Storeに行列ができていました。Appleファンはお祭りのように行列に並ぶことを楽しんでいました。

ところが、昨年は行列でトラブルが発生しました。大勢の人を運んできて行列に割り込ませたり、ゴミを散らかしたりなどの行為がありました。

そのためか、Apple Watchは予約販売のみとなりました。

おそらく、新型iPhoneでも予約販売のみとなり、Apple Storeで並んだ人に直接売ることはなくなると予想します。

おわりに

今年と来年は、iPhoneの売り方が大きく変わることはないと思います。2年間でなくなる割引があるため、新機種に買い替える人も多いと思います。

しかし、2017年からは変わります。今年発売されるiPhoneはSIMロック解除ができるはずです。

2年後の新しいiPhoneも、ハードウェア的には大きな変化はないと思います。

今年買うiPhoneを使い続けながら、2年縛りが切れた時点で、MNPでMVNOに変える人が増えます。

キャリアの2年縛りと引き換えに割引を受け、2年縛りが切れた時点で、データ通信料の安いMVNOに変えます。

その結果、iPhoneを長期間使う人が増え、iPhoneの売上が減り、日本に特有であったiPhoneの高シェアも下がっていくはずです。

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