語学用電子機器の変遷

ICレコーダー

電子機器のおかげで英語の学習も楽になりました。ここでは、語学学習の面から電子機器の進歩を振り返ってみます。

リンガフォン

30年ほど前、英語学習のためリンガフォンの教材を購入したとき、教材の内容はテキストとカセットテープでした。

カセットテープは特殊なもので、ステレオ録音用の右チャネルと左チャネルを使って、片方にお手本となる音声が入っており、もう片方に自分の声が録音できるようになっていました。

お手本を聞きながら、自分で発音し、後から両方を聞き比べられるというものでした。

ウォークマン

同じ頃、ウォークマンに代表される携帯型カセットテープ再生専用機が各社から発売されました。

私は、これにカセットテープの英語教材を入れ、通勤中に聞いていました。カセットテープの時代は長く続きました。

本体とイヤホン部を無線でつなぐ機種もあり、これを使っていると電車の中で突然他の人の音楽が飛び込んでくるというようなこともありました。

CD

しばらくすると英語教材がCDで提供されることが増えてきて、CDプレーヤーを英語学習に使うようになってきました。

MD

そのうちにMDが開発され、携帯型MDプレーヤーも発売されるようになりました。

しかし、MDプレーヤーには、致命的欠点がありました。

歩きながら聞いていると、振動で音がとぶときがありました。

胸ポケットに立てて入れておくと音とびが激しいため、手で機器を水平に保ちながら持って歩きました。それで音とびは少なくなりましたが、完全には防げませんでした。

歩きながらMDを聞くことはあきらめました。

MP3プレーヤー

1999年にはMP3プレーヤーが各社から発売されました。私はRio500という機種を買い、CDの英語教材を録音して通勤中に聞きました。

小型で軽く音質も良く、MDと違って歩きながら聞いても音とびがしません。通勤中に使う語学用電子機器として理想的なものがやっと出たと思いました。

当時、私がアルクのサイトに、Rio500にCDの教材を録音して、語学学習に使っていると投稿したところ、アルクのカタログにRio500が掲載されたことがありました。

Rio500の欠点はソフトウェアでした。録音する曲を管理するソフトウェアが非常に使いにくいものでした。

CDを取り込んだ後、CD名とトラック番号で管理します。同じCDから取り込んだデータには、同じCD名をつけたいのですが、自動的につけられることはありませんでした。

ひとつひとつコピーしなければなりませんでした。現在、iTunesなどでCDを取り込むと、自動的にCDの名前や曲名がインターネットから取り込まれることを考えると、信じられないほど使いにくいものでした。

Rio500も何年か使っていると、ボタンが壊れてしまったため、次のMP3プレーヤーを買いました。

この頃になると、書籍に添付されているCDの英語教材でもインターネットからCDの名称やトラックごとのスキットの名称が取り込めるようになり、ソフトウェアもかなり改善されました。

2005年に第一世代のiPod nanoが発売されるとすぐに買いました。

iTunesでソフトウェアの使い勝手が格段に向上しました。

これ以前のiPodは磁気ディスクが使われていたため、信頼性を考えて購入を控えていました。iPod shuffleはありましたが、特定のトラックを繰り返し聞くという語学学習向きではありません。

ICレコーダー

その後、ICレコーダーに3秒早戻しという機能がついているものがあることを知りました。6秒早戻ししたいときは2回続けてボタンを押すだけです。

これは、繰り返しが必要な語学学習にとって非常に便利です。自分がうまく発音できないところを何十回でも繰り返し練習できます。

カセットテープやCDでは再生中に巻き戻しボタンを押すと必要なだけ巻き戻すことができましたが、iPodも含め、MP3プレーヤーではその機能はありませんでした。一度とめて、トラックのはじめから聞きなおすしかありません。

そのため、MP3プレーヤーはあくまでも通勤中に聞くもので、普段はCDプレーヤーを使っていました。

最新機種では、早戻しの時間も設定できるようです。早戻し機能つきのICレコーダーこそ、理想的な語学用電子機器です。語学学習をしている方に強くお薦めします。

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