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話を聞いても何を言いたいのかわからない人がいます。その理由はなんでしょうか?
話がわかりにくい理由
1.話が冗長
話の本筋も枝葉末節も区別せずに話をする人です。多くの場合、話している本人が、何が重要なことで、何が本筋からはずれたことなのか区別がついていません。
2.言葉が足りない
伝えるべきことが、話に含まれていない人です。聞き手の持っている情報と、自分の持っている情報のギャップに気づいていないと、この状態になります。すなわち、話し手が前提として頭に描いていることが、聞き手に伝わっていないときです。
また、聞き手側に前提となる基礎知識が不足している場合もあります。話し手が、ある分野の専門家で、聞き手もその分野の専門家だと思って話をしたところ、聞き手は専門家ではなかった場合などです。
3.話が飛ぶ
Aのことについて話をしていたと思ったら、いつの間にかBやCの話になっているような人です。AとBとCの論理的な関係を理解しないまま話をしているとこうなります。
わかりやすく話すコツ
それでは、わかりやすく話をするコツはなんでしょうか?
1.適切な情報量
相手の知りたいことだけを伝えるようにします。多すぎても少なすぎてもいけません。
2.事実と推測をきちんと分けて伝える
自分が見たり、聞いたりした事実と、そこから自分が推測したことは、きちんと分けて伝えなければいけません。
3.関係のないことは話さない
伝えようとしていることと関係のないことは、話さないことです。
4.話の順序
話の順序は適切でなければいけません。時系列で話をする場合は、難しくありません。
ものごとの結論とその理由を説明するときは、結論を先に言います。理由を先に話すと、特に理由が複数個ある場合に、何を言いたいのかわからなくなります。
まとめ
冗長であったり、言葉が足りなかったり、順序が不適切であったりすると、話は通じません。
相手の知りたいことだけを、事実と推測をきちんと分けて、結論を最初に話すと通じやすくなります。