定年が近い方、60歳の選択がその後の人生に大きな影響があることはご存知ですか?
これまでの人生で大きな岐路はいくつかあったと思います。
大学入学、就職、結婚。
60歳の選択も同じくらい大きな岐路となりえます。
それでは、選択肢を一つ一つ見ていきましょう。
退職してのんびりする
40年近く働いてきたので、
少しのんびりしたいという気持ちは
分かります。
これからは、好きな趣味を
思う存分楽しめると思います。
しかし、数ヶ月もすると
焦りにも似た気持ちがわいてきます。
このまま自分の人生は
終わってしまうのかと
考え始めるのです。
趣味では満たされない気持ちです。
「定年後何をしているの?」
と人に聞かれると
わけもなく怒り出してしまいます。
酒に逃げると
数年で身体を壊し
亡くなる人が多いようです。
会社に残る
会社には本人が希望した場合、
65歳までの雇用が義務づけられています。
多くの会社では、
60歳以降は再雇用としています。
給与も待遇も大きくダウンし、
仕事は単純作業となります。
そのため、
数年でやめてしまう人も
多いようです。
運よく、天下りができたり
定年延長となったりしても
定年が延びるだけです。
オーナー社長でない限り
いつまでも会社に残ることは
できません。
考えておかなければならないことは、
定年までの期間に
それまでに培ったノウハウやスキルが
錆びついてしまう可能性があることです。
会社に残ることは
リスクの先送りに過ぎないかもしれません。
再就職
60歳前後で
満足のいく再就職先を見つけることは
極めて困難です。
中にはNPOなどで
仕事を見つける人もいます。
しかし、しょせんは他人の作った枠組みです。
自分の好きな仕事ができるとは限りません。
フランチャイズに応募して
独立起業した気分になる人もいます。
フランチャイズでは
親会社の作った仕組みの中でしか
仕事ができません。
ある意味、会社勤めと同じです。
しかも労働法に守られることがありません。
休日に働いても、徹夜しても、
自分の責任です。
残業代がでるわけではありません。
起業
自ら起業することは
思った以上に有利な選択となります。
起業というと
大それたことだと
思うかもしれません。
ホリエモンのような
特別な人だけが
できることだと
考えるかもしれません。
大きな資金が
必要だと
考えるかもしれません。
リスクが
大きいと
考えるかもしれません。
しかし、
起業するだけなら
簡単です。
近くの税務署に
開業届を1枚提出するだけです。
大きな投資をしなければ、
リスクもほとんどありません。
問題は
どういう仕事で
起業するかです。
基本は簡単です。
誰かが
お金を払ってでも
解決したいと思っていることを
あなたが解決してあげればいいのです。
誰かが困っていることで
あなたが解決できることを
見つけることです。
そうすれば、
お客様に感謝されて、
お金をいただけます。
まとめ
定年退職し、
何もしないでいると
心身ともに急速に衰えます。
会社に残ることは
問題の先送りにすぎません。
いつまでも会社に残れるわけではありません。
再就職で満足のいく仕事を見つけることは
かなり難しいと考えてください。
自ら起業することは意外と簡単です。
身の丈以上の投資をしない限り
リスクもありません。