岡田斗司夫「あなたを天才にするスマートノート」を読みました。
スマートノートとは、『天才をつくるため』のノート術ということで、7つのフェーズの第1フェーズとして「5行日記」を書くことを勧めています。「毎日5行、やったことを書く」ことにより、毎日ノートに書くクセをつけるためです。
第2フェーズで「行動採点」に進み、第3フェーズでは、「論理訓練」として、「感じたこと」「考えたこと」を書いていきます。
このあたりは、大橋悦夫「『手帳ブログ』のススメ」で4行日記として、【事実】【気づき】【教訓】【宣言】を書くことを勧めていることとよく似ています。「『手帳ブログ』のススメ」では、はじめから【気づき】【教訓】と考えたことを書いていき、そのあとブログを書くことに進みます。
この点、スマートノートでは、ゆっくりと7つのフェーズをかけて進んでいきます。第4フェーズは「表現訓練」として「他人にノートの中身を話す」段階になります。第5フェーズで「わかる」快感を経験し、第6フェーズでそれまでの意見や仮説の脳内リンクがはじまります。そして第7フェーズではじめて世に出すブログを書きます。
私が、ブログのネタのため、Filofaxの手帳やEvernoteに記入していることと非常によく似ています。ブログには何でも書くわけにはいきません。仕事に関する守秘義務のあることはもちろんですが、他人の行動に関するコメントなども本人が読むかもしれないことを考えると気楽に書くわけにはいきません。また、ブログは他人に読んでもらうため、読んで面白かった、役に立ったと思ってもらえることを書いています。
そのため、それ以前の感じたこと、考えたことは、すべてFilofaxまたはEvernoteに記録しています。内容は常に見直し、内容を他人に話すこともあり、「わかる」快感もあります。脳内リンクにより、新しいアイデアもひらめきます。
スマートノートと私がこれまで行ってきた方法の違いは次のところにあります。
1.形式
スマートノートは紙のノート
私はFilofaxとEvernoteで、最終的にはEvernoteに統合
(Filofaxも使っている理由は、セキュリティ対策のために個人の電子機器持込が禁止されている場所に長時間いるためです)
2.書く場所
スマートノートを常に持ち歩く必要があります
私はFilofaxかiPhoneを常に持ち歩いています
3.書く頻度
スマートノートは毎日見開き2ページ以上
私は思いついたときに必要なだけ、実質毎日
4.バックアップ
スマートノートは紙のノートのため、紛失、盗難、火災等リスクがあります
私は基本はEvernoteでクラウド内、バックアップは自宅のPCやiPhoneにもあります
このように整理してみると、私はこれまでどおりでいいかなと考えています。
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