Facebookが2つのアップデートを実施しました。どちらもリンクを含む投稿に関するものです。このアップデートにより、スパム投稿は見なくてすむようになり、シェアしたいリンクは最適の形で見られるようになるということです。
News Feed FYI: Click-baiting | Facebook Newsroom
クリックベイド
ひとつはクリックベイドの排除です。
クリックベイドとは、たいした情報を掲載していないにもかかわらず、大げさな見出しや文章でリンクのクリックを誘う手法です。
Facebookは、このような投稿の表示頻度を下げることを発表しました。
クリックベイドを見分ける方法は、リンク先の滞在時間と、リンクをクリックしたユーザー数とコメントや「いいね!」、シェアの数の割合です。
リンク先での滞在時間が短いリンクはたいした情報を掲載していないと判断されます。クリック数と比較して、コメント、「いいね!」、シェアの少ないリンクも同様です。
リンクのシェア
リンクのシェアは、しばしば大きな写真とタイトルや説明文と一緒に行われます。また、更新することにより、表示頻度を上げようとすることも行われます。
しかし、Facebookは、リンクのシェアは写真と一緒にするよりも、そのままの形で行うことを推奨しています。その方が、リンク先の記事の最初の部分などの情報が見やすくなるからです。
実際、リンクのシェアを写真と一緒に行うと、リンク先の情報は表示されなくなっています。
影響はどうなる?
私は、毎日、ブログのリンクをFacebookでシェアしています。
クリックベイドの影響はないと思います。
しかし、リンクのクリック数よりも「いいね!」やコメントが多いときに、どのように判断されるか気になります。
実際、Google AnalyticsによるFacebook経由のPVよりも、「いいね!」の数が多いことがあります。リンクをクリックすることなく、「いいね!」を押している人がいるということです。
リンクのシェアをするときは、写真と一緒に投稿することはやめた方がよさそうです。
Facebookでは、リンクを含む投稿は表示されにくくなっています。逆に、写真を含む投稿は表示されやすくなります。
そこで、リンクを含む投稿をするときは、写真と一緒に行うと表示頻度が上がるのではないかと考えられました。私も試してみたことがあります。明白な差はありませんでしたが、今回のアップデートで逆効果になりました。
最近、私がやっているのは、写真を含む投稿をして、自らのコメントにリンクを含ませる方法です。
リンクをシェアした投稿に「いいね!」がつくと、ブログのFacebookボタンにも「いいね!」がカウントされます。
コメントにリンクする方法では、もとになる投稿に「いいね!」がついても、ブログに「いいね!」はつきません。
しかし、表示頻度は投稿本体にリンクを含ませるよりも高くなります。リンクをクリックしてブログを読んでくれる人も多いようです。
Facebookの仕様はしばしば変わりますから、いろいろと試してみるのが良いと思います。