Facebookメッセージの「その他」フォルダは、スパムフィルタか、収益源か? | 定年起業のためのウェブコンサルティング

Facebookメッセージの「その他」フォルダは、スパムフィルタか、収益源か?

 Facebookメッセージが「その他」フォルダに入り、大事なメールを見逃してしまうと大騒ぎになったのは、2011年11月のことでした。

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 その後、つながりのない人からのメッセージは、「その他」フォルダに振り分けられるという仕様が公開され、その振り分け方法を「基本フィルタ」と「絞り込み」の2種類から選択できるようになりました。

メッセージフィルタ設定

 「その他」フォルダが、スパムメッセージの振り分けフォルダとして位置づけられたのです。このとき、私は、無条件で全メッセージを受信箱で受け取れるオプションをつけるべきだというブログを書きました。

Facebookメッセージ「その他」のフィルタリング設定の仕様はおかしい!

 最近、新たな仕様変更がありました。Facebookにお金を払えば、つながりのない人でも受信箱にメッセージを入れられるというものです。お金を払わなければ、メッセージフィルタに従って処理されます。

 Facebookメッセージのヘルプには、メッセージが受信箱に入る場合の例として、次のように書かれています。

また、Facebookでつながりになっていない人が有料のサービスを利用して、[その他]フォルダではなく、あなたの受信箱にメッセージを届けるようにしている場合もあります。

 これは、つながりのない人に宛てたFacebookメッセージを確実に読んでもらうための選択肢を送信側に与えたものです。

 先日、数ヶ月ぶりにFacebookメッセージの「その他」フォルダを見てみました。まったく知らない人からのメッセージが4通入っていました。

 そのうちの1通は私のブログを読んで、私に質問してきたものでした。コメント欄に書いたのでは不特定多数の人に読まれるので、Facebookメッセージで送ってきたのだと思います。

 私が、そのメッセージを読んだ時には、ブロックされていました。メッセージを送信した人にアクセスできません。なぜ、メッセージを送った人が、私をブロックしたのかはわかりませんが、返信を送ることはできませんでした。このときに有料で受信箱にメッセージを届ける機能があれば、私にメッセージを確実に届けることができたはずです。

 有料で受信箱にメッセージを届ける機能は、このような状況を想定して作られたのだと思います。同じグループのメンバーであるか、同じイベントに参加しているのであれば、メッセージは受信箱に届きます。「その他」フォルダに届くのは、それまでまったくつながりのない人に送った場合になります。

 この機能を使う機会は非常に限られるでしょうから、Facebookが収益源と考えているとは思えません。

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