交通のスピードアップは本当に便利ですか?

新幹線

 東海道新幹線ができる前は、東京・大阪間は特急で約7時間かかりました。現在は、のぞみで約2時間半です。リニア新幹線は、東京・大阪間を約1時間で結ぼうとしています。

 高速の交通網はビジネスを効率化しますが、通勤や通学にはそれほど影響しません。新幹線通勤は例外的なものです。

 仮に東京・ニューヨーク間が1時間で行けるようになったとしたら、東京からニューヨークに通勤したり、通学したりできるでしょうか。

 結論は明らかです。時差があるため不可能です。無理に行うと体を壊します。また、交通費が高額になるでしょうから、ニューヨークに住居を構えた方が安くなります。

 ここまで極端でなくても、どんなに交通が高速化されたとしても、交通費が発生するため、通勤、通学できる範囲は、今とそれほど変わることはありません。

 交通の高速化はビジネスには役に立ちます。片道3時間かかっていたところが、1時間になれば、2時間他の仕事ができます。

 移動中にも仕事はできますが、仕事の種類は限られます。パソコンを持ち出すとセキュリティリスクもあります。

 テレビ会議や電話会議ですますこともできますが、直接会って話をした方が良いこともたくさんあります。

 日本の交通網は、東京を中心に整備されています。東京からであれば、すべての県庁所在地に日帰りで行けます。

 しかし、同じ都道府県内でも日帰りできないところは、珍しくありません。地方から中央への陳情用に交通網が整備されたといっても過言ではありません。

 そのため、観光で地方都市を回ろうとすると、必ずしも便利ではありません。予想以上に時間がかかります。

まとめ

 日本の交通網は東京を中心に放射状に整備されています。そのため、東京に住んでいる人が地方に出かけたり、地方から東京に荷物を運んだりするには便利にできています。

 東京からは日本中にアクセスが容易で、全国の名産品も東京に集まりやすくなっています。そのため、東京に住む人にとっては、交通網の整備は生活を大きく変えるものになり得ます。

 しかし、地方都市間の交通は意外と不便で、特に通勤、通学には、高速の交通は高くてなかなか使えません。交通網の整備は、地方都市に取っては、東京ほど生活を便利にするものではありません。

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