新国立競技場、3つの見直し案

白紙

新国立競技場の建設計画を見直すというニュースが飛び込んできました。

新国立競技場の建設計画見直しへ 世論批判で政府転換  – 47NEWS(よんななニュース)

新国立競技場の迷走を正す最良の方法』で書いたように、2520億円かけてでも建設しようとしていたのは森喜朗氏ぐらいです。国民の8割以上が反対していました。

日本経済新聞の『(迫真)東京五輪 夢の重荷(1)新国立「もう引き返せぬ」』も森喜朗氏がネックになっているという記事を出していました。

五輪組織委員会の会長を務める元首相、森喜朗(78)は、今年6月まで日本ラグビー協会の会長を兼務。14年に旧競技場の解体工事の入札不調などが続いた際は、JSC理事長の河野一郎(68)に「ラグビーに間に合わせないつもりか」とねじを巻いた。「キールアーチをやめれば五輪には間に合う」とする建築家らの主張に対し、五輪組織委幹部は首を振る。「森会長の思いを知らないから言えること。ラグビーを飛ばして、五輪のための競技場を造るという選択肢はない」

出典:日本経済新聞

これを読めばほとんどの人は「森会長の思いなんかどうでもいい」と考えたと思います。

文部科学省も日本スポーツ振興センター(Japan sport council, JSC)も、見直しは寝耳に水ということですから、安倍総理が批判の大きさに恐れをなして決めたのかもしれません。

見直しは不可能に近いなどという声もあるので、ここでいくつかの見直し案を考えてみました。

既存施設の利用

既存施設をそのまま使うという方法です。一番お金がかかりません。古い国立競技場は壊してしまったので、味の素スタジアムか日産スタジアムがいいと思います。

「国立競技場」の名前にこだわるならば、命名権を買い取ればいい話です。新国立競技場の命名権で得ようとしていた200億円なんてかからないはずです。

他の競技場の設計図を買い取る

既に建っている競技場の設計図やもろもろの権利を買い取る方法です。既存の競技場と同じものを建てます。設計までの費用と期間を大幅に削減できます。

キールアーチは飾りにする

オリンピック招致のプレゼンで発表したザハ・ハディド氏のデザインにこだわるならば、キールアーチの部分は建物を支える構造物とはせずに、軽い材質の飾りにすることです。

国際コンペで決まったデザインで建設することは不可能です。この間までのデザインも元の案とはだいぶ異なります。

キールアーチにするから他の競技場の何倍もの費用になるので、キールアーチは絶対に採用してはいけません。飾りで元のデザインに似せることを考えるべきです。

おわりに

新国立競技場建設の問題は、プロジェクトに責任を持っている人がいないことです。新国立競技場の事業主はJSCであり、文部科学省の管轄です。どちらにも責任を持って新国立競技場を建設しようという人がいないことが問題です。

総理大臣自らプロジェクトの指揮をとらなければならないとなると、福島第一原発の事故のようです。

国際コンペのデザインの見積もりが3000億円となった時点で、キールアーチに問題があることは分かっていたはずです。

限られたお金と時間のなかで、何を優先し、何を捨てるかを決めなければなりません。誰がそれを決めるかはっきりしていないことが一番の問題です。

それがはっきりしない限り、まだまだ問題は発生します。

【関連記事】

新国立競技場の迷走を正す最良の方法

プロジェクトマネジメントで一番大切なことは新国立競技場を見ればわかる

新国立競技場の問題

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローはこちらからお願いします。

会社勤めから起業するための7つのステップ