会社勤めの方の副業としてアフィリエイトやせどりが人気です。
知らない方のために簡単に説明しておくと、アフィリエイトとは、ブログ等で他の人の商品やサービスを紹介して、報酬をもらうことです。
商品やサービスが購入されて成果があがった場合のみ報酬を受け取れる方式と、広告をクリックしただけで報酬がもらえる方式があります。
インターネットが普及してから生まれた仕事の形態ではなく、不動産業界などでは周旋屋として昔から存在した仕事の形態です。
せどりとは、もともとは古本を転売目的で安く買い、高く売ることです。本の背表紙を見て判断するため「背取り」からきた言葉です。現在では、古本以外の転売でも使われています。
どちらも会社勤めの方が副業としてやるには、すき間時間ででき、リスクもほとんどなく、手軽な小遣い稼ぎになります。
しかし、私は、どちらにもうさん臭さを感じます。その理由を考えてみました。
アフィリエイトをうさん臭く感じる理由
私はアフィリエイトを全面的に否定するものではありません。
私自身も「書籍紹介ブログパーツ ヨメレバ」でアフィリエイトをやっています。このツールが、Amazon、Kindle、楽天ブックス、図書館のリンクをまとめて張れて便利なためです。
それでもアフィリエイトに良い感情を持たないのは、商品やサービスの紹介に誇張やウソを感じることがあるからです。
販売元の宣伝文句とほぼ同じ内容で商品やサービスが紹介されていると、本当にこの商品やサービスを良いものと思って紹介しているのか疑問に思います。
自分が使ってもいない商品をあたかも使ったかのように宣伝する人もいます。
売れると報酬をもらえるから、商品の良しあしに関係なく宣伝しているように思える場合がしばしばあります。
最もひどい例が、ペニーオークションの紹介でした。
ペニーオークションとは、毎回の入札ごとに手数料がかかるオークションです。開始価格も手数料も低額だと、安く落札できそうな錯覚を起こします。しかし、競い合って何回も入札すると手数料が高額になります。落札できなくても手数料は返ってきません。
このペニーオークションを落札できない仕組みで行った詐欺がありました。この詐欺事件で、落札してもいない品物を安く落札したと、お金をもらってアメブロに書いた芸能人がいました。
落札した人がいるのだから、詐欺ではないと考えた人も多かったはずです。詐欺商品をウソをついて宣伝したのですから、詐欺と同罪です。
せどり
私がせどりに良い感情と持たない理由は、ダフ屋の存在です。
何らかの方法で大量に手に入れたチケットをネットオークションなどで高額で売る行為です。
元のチケット価格が市場価格よりも安いからダフ屋が成り立つという、ダフ屋を擁護する意見もあります。
しかし、チケットが安く売られているのには理由があります。コンサート等のファンが若く、高額のチケットを買うだけの経済力がないと考えられるからです。
主催者が、若いファンが買えるように低価格に設定しているチケットを買い占め、高額で転売する行為はファンにとって迷惑な行為です。
そのため、法律でも禁止されるようになりました。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大時には、マスクを買い占め高額で転売する人まで現れました。
こうなると明らかに反社会的行為です。
まとめ
アフィリエイトもせどりも、その仕組みが悪いわけではありません。
使う人が、お金のために、ウソをついたり、騙そうとしたり、迷惑行為をするから、うさん臭くなるわけです。
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