『ポケモンGO』がすごい人気です。
『ポケモンGO』とは
『ポケモンGO』とは、拡張現実を使って、ポケモンの世界を現実世界で実現したゲームです。プレイヤーは現実世界を舞台に、ポケモンを捕まえたり、交換したり、戦ったりできます。
拡張現実(AR : Augmented Reality)とは、現実世界のモノにコンピュータによる情報を付加することです。コンピュータによる情報が付加された世界を指すこともあります。位置情報を使って、現実世界のモノとコンピュータの情報を対応させます。
建物などにスマホを向けると、画面に建物の情報を吹き出しで表示するスマホアプリで使われました。
『ポケモンGO』は、Pokemon GO の名称で、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカで先行リリースされました。
無料ダウンロードランキング、売上ランキングで1位を獲得し、サーバー負荷の問題で、その後の展開が遅れているそうです。
『ポケモンGO』のアクティブユーザー数は、すでにTwitterに匹敵するということです。
任天堂の株価も急上昇しました。
うつ病の人がこのゲームのおかげで外出し、人と話ができるようになったというニュースもあります。
『ポケモンGO』で、ポケモンを捕まえる場所を提供することにより、自分の商売に利用する人も現れました。
『ポケモンGO』の問題
一方、『ポケモンGO』を利用した犯罪も発生しています。
『ポケモンGO』でアイテムを入手できる場所の中で人気のない場所を選び、『ポケモンGO』をプレイしている人をねらって強盗を働くという犯罪です。
ゲームに熱中して、事故にあい、ケガをした人もいます。
プロモーション映像を見ると、面白そうなゲームではあります。
しかし、現実世界にゲームの世界を持ち込んだことにより、奇妙なことが起こります。
すなわち、ゲームをプレイしている人たちと、していない人たちのギャップです。
プロモーション映像では、『ポケモンGO』をプレイしている人たちは、していない人から見ると非常に奇妙です。何もないところに向かって、何かを投げる動作をしたり、向かって行ったりします。
『ポケモンGO』をプレイしている人たちだけで、異様に興奮し、盛り上がっています。狂信的な新しい宗教かと思われます。
『ポケモンGO』はゲーム機の中だけでプレイされていた今までのゲームとは違います。現実世界を舞台にプレイするゲームです。
街の真ん中で、突然、野球やサッカーを始める人はいません。公園内でも制限があります。
『ポケモンGO』をプレイするためのマナーを早急に定めないと混乱が発生します。
混乱が発生してからでは遅すぎます。ケガ人が多数出た後では、法的規制を言い出す人も出てきます。
法的規制は新しい技術の進歩を阻害します。そんな話が出る前に、『ポケモンGO』のマナーを確立しなければなりません。
そのマナーを提示することは、『ポケモンGO』を開発・販売する会社の務めです。