SugarSyncの使用をやめました。SugarSyncの無料プランがなくなるためですが、有料プランに切り替えない理由とSugarSyncをやめるために行ったことをまとめておきます。
1.SugarSyncの使用をやめた理由
私は、クラウドサービスとして主にDropbox、SugarSync、Evernoteを使っていました。最もよく使っているのはDropboxで、複数のパソコンのデータ交換に使っています。SugarSyncはWordPressのデータのバックアップの保存用に使っていました。EvernoteはWebページの保管用に使っています。
SugarSyncをWordPressのデータバックアップ用にしか使っていないのは、デュアルブート環境での使い勝手が悪かったためです。
詳細は別の記事に書いています。
Windowsのデュアルブート環境におけるSugarSyncの設定
Dropbox、SugarSync、Evernoteの使い分け
WordPressのデータバックアップをBackWPupというプラグインで行っています。BackWPupのバックアップファイルの保存先としてSugarSyncを使っていました。
BackWPupの出力先を他に変えればSugarSyncを使わずにすみます。そのため、有料プランに切り替えるのは無駄だと感じました。
2.BackWPupの設定変更
BackWPupの出力先は、最終的にWordPressを動かしているレンタルサーバー内のフォルダーに変更しました。レンタルサーバーが完全に破壊された場合などは、バックアップファイルもなくなってしまいますので、FTPを使って自分のパソコンにファイル転送するようにしました。
今までは、深夜にSugarSyncに自動的にバックアップして、パソコンの起動時にSugarSyncが自動的にパソコンとファイルの同期をとっていました。このファイルの同期をFTPを使い手動で行うことになります。
FTPクライアントプログラムを立ち上げ、サーバーに接続し、ファイル転送を開始するため、数クリックを手動で行うことになります。
WordPressに登録したデータは、すべて別に保管してあります。万が一、FTPのファイル転送を忘れたときにレンタルサーバーのデータがすべて消えてしまったとしても、データの普及は可能です。FTPでパソコンに転送するのは、1週間に1回でもいいくらいです。
FTPクライアントプログラムをいくつか試してみましたが、今まで使っていたFFFTPを使うことにしました。起動時のフォルダーを、ローカル側リモート側ともに記憶しておけるなど、使い勝手が良いためです。
BackWPupの出力先をDropboxにすることも試してみましたが、ファイル転送が遅く途中でエラーになりました。データ量が多いため、クライアント側とのバックアップデータ同期は、デスクトップパソコンだけで行い、ノートパソコンやタブレット、スマートフォンでは行いたくありませんでした。そのあたりの調査も必要だと思っていましたが、エラーになったので、調査もせずにやめてしまいました。
まとめ
もし、Dropboxが無料プランをやめたら、やはり他のサービスに移行すると思います。Evernoteは、Google chromeの拡張機能であるEvernote Web Clipperがあるために使っています。もし、無料プランをやめたら他に同様のサービスがないか探すことになります。
他に無料プランを提供している会社があるにもかかわらず、無料プランを有料化するためには、よほど差別化ができていなければ難しいと思います。SugarSyncに有料化に耐えられるだけの差別化ができているかは疑問です。
有料プランだからといって、信頼性やセキュリティ面で他社より優れているとは思えません。会社の意向しだいでサービスが打ち切られるのは、有料も無料も関係ありません。会社がなくなれば、サービスもなくなる可能性があります。SugarSyncの無料プラン廃止が、SugarSyncにどのような影響をおよぼすか、興味深いところです。