日本にはモノにはお金を出しても、サービスやノウハウのような形のないものにはなかなかお金を出さない風潮があります。
そのためもあってか、昔はパソコンの得意な人が、他人からあれこれ聞かれたり、修理を頼まれたりして困ったという話はありました。
今でもあるのでしょうか? こんな記事がネットに流れていました。
『コンピュータの修理をタダで引き受けてはならない10の理由 – ZDNet Japan』
10個の理由をひとつずつ見ていきましょう。
手助け以降に発生した問題はすべてあなたのミスになる
人のパソコンを触るときは、どこをどのような理由で触るかを説明してから触らなければいけません。その説明が理解できない人を相手にしてはいけません。
あなたの時間が尊重されないこともある
自分の時間は、自分でコントロールすることです。いつでも相手の家に出向いて、パソコンを修理できるわけではないことをきちんと伝えましょう。
そのようなサービスを望むなら、請け負うサービス会社を紹介しましょう。価格を聞いてビックリするはずです。
さらなる問題を引き起こす可能性もある
相手のパソコンを修理するときは、壊さないように気をつけなければなりません。それでも壊れることはあります。少なくともデータのバックアップは、相手の責任できちんととってもらうべきです。
人は無償のものに価値を見出さない
なぜ、無償で対応しているのかを相手にきちんと伝えましょう。また、あなたの対応にどのような価値があるのか説明しましょう。価値を理解できない人には、価値を提供してもムダです。
無償のITサポートを今後もずっと期待する
これも同じです。なぜ、無償で対応したのか理解してもらいましょう。理解してももらえないならば、もう無償の対応はやめましょう。
人は無償のITサポートが得られると、危険な行為に走りがちとなる
これも同じです。
コンピュータ関係の手助けだけでは済まなくなる
誰に対し何を無償で行うかは、あなたの決めることです。頼まれたことをやるかどうかをきちんと判断しましょう。
雪だるま式に範囲が広がっていく
上と同じです。
あなたのサービスは無償ではなく、あなた自身のお金が出て行っている
お金よりも時間のほうが大切です。スキルを身に着けるまでにかかった時間も考えなければなりません。
コンピュータの修理はあまりにも仕事に似通っている
コンピュータの修理を仕事にしているならば、なおさら無償で対応する相手や条件を考えましょう。
まとめ
もとの記事は、面白おかしくするために誇張していると思います。自分の仕事を無条件で無償でやる人はいません。
自分でなぜ無償で行うかを考え、相手にも説明して、納得してもらえなければやめるべきです。