Amazonの商品をローソンで注文・取寄せができるサービスが始まります。
Amazon商品のLoppi注文・取寄せサービス開始 | ニュースリリース | 会社情報 | ローソン
11月5日(水)午前9:00より、静岡県内のローソン(199店舗/10月末現在)で、店頭に設置されているマルチメディア端末Loppi(ロッピー)を通じた、Amazon商品(一部を除く)の取寄せサービスを開始いたします。オペレーターがLoppiの操作方法をサポートするので、なれていない方でも簡単に注文することができます。お客様が注文した商品は、最短で2日後に、注文した店舗でお受け取りいただけます(受取時間9:00~21:00)。これにより、パソコンや携帯などで買い物をしないお客様も、Amazon商品のお取り寄せが手軽に購入できるようになります。なお、2015年には全国のローソン店舗へサービスを拡大する予定です。
お客様は誰?
パソコンや携帯で買い物をしない人が対象だということです。パソコンや携帯で買い物をしない人というのは、パソコンやスマホが使えない人か、ネットで買い物をすることに抵抗がある人です。
ネットで買い物をすることに抵抗がある人には、クレジットカード情報等の個人情報を入力することに抵抗がある人と、ネットショップを信用できない人がいます。
お客様の行動
対象とするお客様別にその行動を考えてみます。
パソコンやスマホを使えない人
パソコンやスマホを使えない人は、どのようにして商品を知るでしょうか。ほとんどはテレビからです。
テレビで知った商品をローソンに買いには行きません。テレビしか見ない人は、ローソンでAmazonの商品を買えることを知りません。パソコンやスマホを使わない人の多くは、Amazonさえ知りません。
また、パソコンやスマホを使わない人は、オペレータが端末の操作方法をサポートしてくれるとしても、端末を使いたいとは思いません。
クレジットカード情報等の個人情報の入力に抵抗がある人
クレジットカード情報や自宅の住所を入力したくないから、Amazonを使わないという人はいます。そういう人にとっては、このサービスはありがたいサービスとなります。
ネットで買いたくないために、遠くの店まで買いに行っていたものを近くのローソンで注文し、受け取れるようになります。
ネットショップを信用できない人
ネットショップを信用できない人は、このサービスを使うでしょうか?支払いは注文時です。支払い前には現物を見られません。商品のクレームを直接言える相手はいますが、クレームは受け付けだけになります。
ネットショップを使用せず、現物を確認してからでないと買わないという人にも、使えないサービスです。
結論
パソコンやスマホを使えない人の多くは、Amazonを知りません。ローソンでAmazon商品を買えることも知りません。
このサービスを使うのは、パソコンやスマホは使うけれども、クレジットカード情報や住所をネットショップのサイトに登録することが怖い、あるいは信用できないと考えている人です。
買いたいものをAmazonで買えることは知っているけれども、ネットショップを使いたくないから実店舗で買っている人です。
こういう人はそれほど多くはありません。
このサービスは、Amazonにとってはネットショップを使いたくない人への販路拡大になります。しかし、ローソンにとっては、ネットショップを使いたくない人がAmazonの商品を買ってくれるだけです。
ローソンにとっては、売上の増加は微々たるものになるはずです。