興味深い記事をネットで見ました。
プログラマーがソフトウェアテストの信頼性保証の仕事を始めたとき、8カ月かけてコンピュータで仕事を全面的に自動化しました。その結果、彼が座っているだけで仕事は進み、その間好きなことができたそうです。
6年間、週40時間仕事に行き、ゲームやネットサーフィンなど、好きなことをしていました。仕事と言えることは、6年間で50時間しかしませんでした。
誰も気づきませんでした。テストはすべてうまくいっていました。
彼はクビになりましたが、6年間、平均95,000ドルの年収を得ていました。
彼の仕事の詳細はわかりませんが、プログラマーがツールを作成し、仕事を効率化することは珍しくありません。
問題は、彼がそれを上司にも言わず、空いた時間を遊んでいたことです。
それ以上に、上司が問題です。友達はいなかったと書いていますが、上司だけとは話をしたと書いてあります。
優秀な部下が割り当てられた仕事を短時間で終わらせて、遊んでいることに気づかなかったのはなぜでしょうか?
仮に、サテライトオフィスのような場で、たまにしか会う機会がないとしても異常です。
上司は、テストが予定通り進んでいる報告だけを聞いていたのでしょうか? 6年間、これまでの仕事の進め方やこれからの仕事の話はしなかったのでしょうか?
クビにすべきは、働いていなかったプログラマーではなく、それが分からなかった上司です。
クビになった彼はプログラミングをすっかり忘れていました。また、学び直しです。
実は、似たような話を聞いたことがあります。
同じ売上予算が、複数の営業マンに割り当てられる職場のようでした。同僚は、予算達成に四苦八苦しています。ところが、その人は割り当てられた売上予算をいつも短期間で達成してしまうそうです。予算を達成したあとは何もすることがありません。
予算を上回る売上をあげても報奨はないようです。より高い給与にして、より高い予算を果すこともないようです。昇進、昇格もないようです。
会社や上司は、従業員のスキルを伸ばすことにも、ノウハウを共有することにも興味がないように思えます。
会社で自分に割り当てられた仕事が、あまりにも簡単すぎるときは、早く終わらせて満足していてはいけません。
会社や上司が気づかないことがある実例です。
空いた時間を遊んでいては、貴重な時間をムダにします。人生の浪費です。その会社に自分にふさわしい仕事がないときないときは、他の仕事場を探すべきです。