ネット通販で実際に行ったABテストの結果を余すところなく公開しています。ABテストとは、同じ条件で一部だけを変えた広告を繰り返し、最も効果の高い広告を見つける方法です。
Amazonでも表示が時々変わります。人により違うものが表示されています。どの表示が最も買われやすいかをテストしているのです。
これを個人でやろうとしても実質的に不可能です。統計的に優位な差がでるだけの回数を実施しなければなりません。
ある程度大規模なアクセスのあるサイトでないと意味のあるテストはできません。費用もそれなりにかかります。
『100%確実に売上がアップする最強の仕組み』は、その結果を公開したものです。ネットマーケティングに関わる人であれば、ぜひ目を通しておくべき内容です。
その結果には、直観的に納得のいくものと、直観から外れるものがあります。
ABテストの具体例
具体的には次のようなテストを行っています。
タレントの写真と商品の写真
きれいな女性モデルやタレントの写真を使うか、単純に商品の写真を広告に使うかで効果が大きく違います。
動きのある広告と動きのない広告
派手にクルクルと動きのあるイメージ広告と、単純な動きのないデザインとでも、クリック率の違いがあります。
申し込みボタンの色
注文を申し込むときのボタンの色も、赤、黄、緑、青、紫などあらゆる色でテストしたそうです。その結果わかったことは、最も申し込みが多いのは、よく使われている赤ではありません。
申し込みの名称
商品を買ってもらう前に、無料または安い価格でお試しをしてもらう方法は、よくとられています。この時のお試しの名前も「モニター」「サンプル」「トライアル」「お試し」など、いろいろあります。この名前でも申し込みの率が変わります。
画面表示以外の例
単なる画面の表示方法以外でも、申込率は大きく変わります。
効果的な画面の流れ
申し込みボタンを押してから、申し込みが完了するまでの画面の流れでも、申込率は変わります。最も申込率の高い画面の流れがあります。
お客様の声に必要なもの
お客様の声があると、購入を検討している人は安心します。ただし、お客様の声にはサクラが多いのも事実です。お客様の声をニセモノだと思わせない方法があります。
申込フォームのノウハウ
申し込みフォームは、お客様が「面倒くさい」、「エラーがわずらわしい」と感じる部分です。ここで離脱させないことが大切です。そのためのノウハウも様々なものがあります。
おわりに
他にもメールの送り方など、ネットショップをやるなら知っておくべきテクニックが満載です。
ここに書いたことに少しでも興味があるならば、買って読むべき本です。