お金をかけてホームページを制作しても誰も見に来ないことは珍しくありません。ホームページを制作するということは、広い砂漠にお店を出すようなものです。そのままでは、誰もお店があることに気づきません。
ホームページを制作したことを知らせなければなりません。知らせる方法はいくつかありますが、ホームページを制作する前にやるべきことがあります。
ホームページの目的
まず何のためにホームページを制作するかをはっきりさせましょう。目的には次のようなものがあります。
お店・商品・サービスの紹介
自分のお店や商品・サービスを紹介するものです。少しでも多くのお客様にお店や商品・サービスを知ってもらうことを目的とします。
メールアドレス獲得
お客様に無料メールマガジンを申し込んでいただくことを目的とします。メールマガジンでお店や商品・サービスを紹介して、販売につなげます。次に説明する資料請求やサンプル請求と組み合わせて使うこともあります。
資料請求
商品のパンフレットや小冊子などを請求してもらうことを目的とします。パンフレットや小冊子は継続的に送ることもできます。
サンプル請求
無料あるいは割引価格でのサンプル商品の申し込み用ホームページです。サンプルを提供することにより、初回購入者の抵抗感を和らげることができます。合わせてパンフレットや小冊子を送ることもできます。
問い合わせ受付
ホームページに来たお客様からの電話やメールなどの問い合わせを受け付ける目的のホームページです。問い合わせから商品の販売につなげていきます。
商品・サービスの販売
商品やサービスの注文を受け付けるためのホームページです。いわゆるECサイトになります。
ホームページのお客様
ホームページの目的を決めたなら、お客様を明確にします。
性別、年齢、趣味、職業、居住地など、できるだけ具体的に考えます。あなたのお店に来て、商品やサービスに興味を持っていただけるのはどのようなお客様でしょうか?そのお客様は、どのような生活をして、どのようなものが好きでしょうか?
ソーシャルメディアとの関係
お店や商品・サービスの紹介だけであれば、Facebookなどのソーシャルメディアで行うこともできます。ソーシャルメディアだけであれば無料でできます。
ホームページとソーシャルメディアをどのように使い分けるかも事前に考えておきましょう。Facebookでお客様との関係を継続的に保ち、ホームページで買っていただくという使い方などがあります。
また、Facebookでは検索してお店や商品を見つけることはできません。検索して、お店や商品を見つけてもらうためには、ホームページが必要です。
逆に言えば、検索で探されない商品やサービスであれば、ホームページを作ってもほとんど効果はありません。ランディングページだけ作り、Facebookで広告を出した方が効果的です。
※ランディングページ:商品やサービスを売ることに特化したウェブページ
キーワード
検索で見つけてもらうには、検索したときに上位に表示されなければ見てもらえません。
どのようなキーワードで検索されたときに上位表示されるようにしたいかをあらかじめ考えておきます。
その際、誰もが使うキーワードひとつで上位表示されることは無理です。いくつかのキーワードを組み合わせて上位表示をねらうようにします。
まとめ
ホームページを制作する前に、その目的を考えましょう。その目的のために、どのようなお客様がどのようなキーワードで検索して、ホームページを探してくれるでしょうか?
それをあらかじめ考えておけば、だれも見に来ないホームページになることはありません。