クラウドソーシングは低品質とならざるを得ない現実

クラウドソーシング

クラウドワークスは、登録者数が80万人いますが、月収20万円を超えている人は111人しかいません。決算説明資料で明らかになりました。

クラウドワークス

出典:株式会社クラウドワークス 2016年9月期第1四半期 決算説明資料

80万人いて月収20万円以上が111人ということは、大多数の人はクラウドワークスで、お小遣いを稼ぐ程度のことしかしていないということです。

クラウドソーシングでは、発注者側は安い金額で作らせようとします。受託者側は、何でもいいから仕事が欲しいと考えています。

そこで起きることは、質の低下です。

発注側からすれば、優秀な人を見つければ、直接契約をしたくなります。受託側にしても、競争ではなく、より良い条件での契約を望みます。

発注側からすれば、クラウドソーシングで優秀な人を見つければ、儲けものと考えていると思います。

受託側は、お小遣いを稼ぐ場所と割り切っている人と、良い仕事先を見つけられるかもしれないと考えている人がいると思います。

優良な発注者と受託者はクラウドワークスを離れ直取引に移行し、クラウドソーシングには直取引に移行できない人だけが残ります。

発注側も受注側も素人のような人だけが残ることになります。

これは、クラウドソーシングにとっては危機的な状況です。

仕事を進めるうえで、発注側と受託側が連絡を取ることは避けられません。そのため、直取引を禁止することは実質的に不可能です。

この状況を変えるためには、クラウドソーシングから素人のような発注者を排除しなければなりません。発注者に適切なアドバイスを与える必要があります。

スキルの低い受託者も除かなければなりません。一定水準以上の受託者だけにしなければなりません。

しかし、これは実質的に不可能です。一定水準以上の発注者と受託者にするためには、それを判断し、アドバイス等ができる人がいなければなりません。

クラウドソーシング側にそれを求めるのは無理なことです。

クラウドソーシングが成り立つのは、マイクロタスク型の仕事だけかもしれません。

「写真を見て犬がいるかどうかを判定する」というような仕事です。人間であれば誰でもできますが、コンピュータが苦手な仕事です。

発注側としては、マイクロタスク型であればクラウドソーシングは使えます。受託側としては、クラウドソーシングはあくまでも小遣い稼ぎです。それだけで食っていこうとするのは、少なくとも先進国では無理があります。

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