人工知能が日本の産業界を変える?

人工知能
Exercise Plays Vital Role Maintaining Brain Health by A Health Blog

2015年10月5日付日本経済新聞の「経済教室」に『人工知能が変える未来 ものづくりで日本に勝機 「子供のAI」活用カギ 松尾豊 東京大学准教授』という記事が掲載されていました。

人工知能(Artificial Intelligence, AI)には、「子供のAI」と「大人のAI」があるということです。

医療診断や定理の証明など、専門家ができることをするのが「大人のAI」です。写真に写っているのが猫か犬かを判定したり、積み木を上手に積んだりするのが、「子供のAI」です。

「子供のAI」のほうが難しいのですが、ディープラーニングという技術により、実現しました。現実世界から「特徴量の抽出」をすることにより、人工知能は人間と同じように学び、上達し、習熟します。

人工知能は人間を超えるか?

ここで注意すべきは、AIが勝手に成長し人間を脅かすことはないという点だ。知能と生命は異なる。知能は与えられた目的に対し良い方法を見つけるが、生命のように生存や増殖といった目的を自発的に持たない。

出典:日本経済新聞

ここは意見が分かれているところです。

米国の未来学者レイ・カーツワイルは、2045年までに人工知能は人間を追い越すと予言しています。人工知能は自らを改善することにより、加速度的に進化するためです。

スティーヴン・ホーキング博士、ビル・ゲイツ氏、イーロン・マスク氏といった人たちも、人工知能の発展に警鐘をならしています。

人工知能は、問題解決のために、自らの能力を改善する方法を見つけます。すると自らの進化を目的としているかのような行動をとることは予想できます。それは、あたかも生存や増殖という目的を持っているかのように見えても、おかしくありません。

人工知能が勝手に成長し、人間を脅かす危険は十分にあります。

日本の未来

「大人のAI」では、日本は米国に大きな差をつけられています。日本が逆転するのは困難です。

「子供のAI」はこれからです。現実世界から情報を取り出すための各種センサーは、日本企業の強いところでもあります。

日本が「子供のAI」に研究開発投資をすれば、米国に追いつくことができるでしょうか?

過去に国が主導で行った研究が失敗した例として、第五世代コンピュータがあります。失敗の原因としていろいろな意見がありますが、国主導の研究では、個人の自由な発想を活かしきれないという面もあります。

個人が自由に研究できるためには、大学と産業界を自由に行き来できる柔軟な仕組みや、有望な企業に自由に移れる雇用の流動性が欠かせません。失敗してもやり直しができる社会が必要です。

米国シリコンバレーが特別なのかもしれませんが、米国と日本の差が開いてしまった背景には、社会構造の違いがあります。そこを変えない限り日本の頭脳流出は続き、日本が米国に追いつくことはありません。

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