自動運転車のもらい事故でわかった新たな壁の乗り越え方 | 定年起業のためのウェブコンサルティング

自動運転車のもらい事故でわかった新たな壁の乗り越え方

自動運転車

Googleが開発中の自動運転車は、これまで16回の衝突事故を起こしています。1つはGoogleのオペレータのミスで、それ以外は相手の車の運転手のミスだったそうです。

Google’s Driverless Cars Run Into Problem: Cars With Drivers – The New York Times

All the Accidents California’s Driverless Cars Got in by Being Too Good at Driving

自動運転車は、交通規則に忠実に従うため、人間の運転手ならばブレーキをかけない場合でもブレーキをかけ、追突されるケースが多いようです。

例えば、横断歩道に歩行者がいると止まろうとするため、後ろの車が気づかずに追突するケースなどがあります。

自動運転車のもらい事故に対しては、さまざまな意見があります。

ひとつは、交通規則に忠実すぎるために車の流れを乱し、事故を起こしているのだから、自動運転車にも人間並みに交通規則を破らせろという意見です。

また、交通規則に忠実だと事故を引き起こしやすいならば、交通規則を変えるべきだという意見もあると思います。

Googleは、自動運転車に交通規則を破らせることはないと思います。自動運転車が交通規則を破って事故を起こしたならば、事故の責任は自動運転車すなわちGoogleになります。そんなリスクをGoogleが負うはずがありません。

Googleのとる手段は、交通規則に忠実に運転するなかで、事故を最小にすることです。

それでも事故が起こりやすいならば、交通規則が事故を引き起こすと考え、交通規則を変更すべきです。

自動運転車が増えてくれば、人間の運転手も自動運転車だと思って運転するようになります。初心者マークを付けた車に注意するのと同じです。

また、自動運転車だとわかると、いたずらをしてくる人が出てくることを懸念する声もあります。

自動運転車に人が乗っていれば、いたずらをする人はいないでしょうが、荷物を運んでいるだけの自動運転車には、いろいろといたずらする人が現れます。

自動運転車の前に飛び出して、急ブレーキをかけるのを見て楽しむといった危険な遊びも考えられます。

アルゴリズムに従って動くものに対しては、アルゴリズムの穴を見つけ、裏技を駆使して喜ぶ人もいます。

「Googleの自動運転車は、こんなふうに前に飛び出せば、衝突防止のため、こんな動きをする」といった情報がネットで共有され、自動運転車いじめをする人が増える可能性があります。

そこまでいかなくても、相手が自動運転車だとわかると、通常ではしないような割り込みや幅寄せをする人も出てきます。

自動運転車は、このような人たちに対応しなければなりません。さらに、事故を最小にするために、交通規則を変更する必要性が見つかる可能性もあります。

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