Googleの検索エンジンは日々改良されています。Googleとしては、検索エンジンで上位表示されるコンテンツの品質が命です。つまらない、役に立たないコンテンツが上位表示されては、誰も検索エンジンを使わなくなります。
パンダアップデート、ペンギンアップデート、ハミングバードなど、検索アルゴリズムの改善で、キーワードスパムや被リンクだけで上位表示されていた記事は淘汰されてきました。
最近のGoogle検索エンジンのクセとして、長文を高く評価するという傾向があります。だらだらとした説明が延々と続く記事が上位表示されています。
文章というものは、必要な情報をできるだけ短く伝えるものが、良質なものです。読み手にとって、必要な情報を短時間で得られる文章が良い文章です。
もちろん必要な情報が不足している文章ではダメです。必要な情報がすべて盛り込まれ、かつ整理された短い文章が良い文章です。
だらだらと冗長な文章は悪文の代表的な例です。
Google検索エンジンは、まだこの区別ができていません。
思えば、Googleの検索エンジンを初めて使ったときは感動しました。Googleが登場する前は、多くの記事で使われる言葉での検索は役に立ちませんでした。
たとえば、NTTのホームページを見たくて「NTT」で検索すると、「NTT」を含んだ記事がずらっと並び、NTTのホームページは簡単には見つかりませんでした。
それが、数秒のうちにNTTのホームページが最上位に表示されるようになりました。被リンクの数で評価するというアイデアのたまものでした。
のちに、この被リンクの数を評価するというアルゴリズムの弱点をついたSEO対策が現れ、Googleの検索エンジンの価値が落ちました。
しかし、Googleはその弱点を克服しました。おそらく、ムダに長い記事を淘汰するアルゴリズムの改良にもそれほど時間はかからないと思います。
また、対して意味もなく記事を分けているサイトが、特にニュースサイトに見受けられます。おそらくページビュー数を稼ぐために記事を複数に分割しています。
読者にすれば、そのたびごとにクリックしなければならず、面倒なこと、この上ありません。
何とかこのようなサイトの評価も下げてもらいたいものです。Googleがサイトの評価を下げることを発表すれば、どのサイトもこのようなムダなことはやめます。
読者にとって役に立つコンテンツを読者に読みやすい形で提供するサイトを高く評価することがGoogleの使命です。それがGoogleという会社の価値です。
Googleには検索アルゴリズムの改良をたゆまず続けてほしいと願います。