SEOというとブラックハットSEOの手法を思い浮かべる人がたくさんいます。ブラックハットSEOの代表的手法は、リンクを買ったり、サテライトサイトをたくさん作ったりして、被リンクを集める手法です。そのほかにもキーワードを不自然にあちこちに埋め込む手法などがあります。
検索時につまらないサイトが上位表示されては、Googleを使う人がいなくなります。そのため、Googleは役に立たないサイトが上位表示されないように、全力を挙げてアルゴリズムの改善を続けています。
パンダアップデート・ペンギンアップデートと言われたアルゴリズムの改善により、ブラックハットSEOを施していた役に立たないサイトは検索圏外に消えました。
ホワイトハットSEOとは、Googleのアルゴリズム改善に寄り添うようにして、上位表示させる手法です。『10年つかえるSEOの基本』はホワイトハットSEOの入門書といえる内容になっています。
ホワイトハットSEO
ホワイトハットSEOの基本は簡単です。Googleは検索する人が必要とする情報が載っているサイトを上位表示するようにアルゴリズムを改善しています。
それならば、検索する人が必要とする情報を書けば、上位表示されるようになります。
まず考えるべきことは、どのような人に自分のサイトを見てもらいたいかです。自分のサイトを見てもらいたいターゲットを考えます。ECサイトであればターゲットとするお客様を明確にします。
次にターゲットとする人たちが何を知りたくて検索するかを考えます。そして、そのときにどのようなキーワードを使用するかを想像します。ここで、いろいろなキーワードの組み合わせをできる限り考えます。
幸いなことに各キーワードがどのくらいの頻度で使われているかを調べられる無料のツールがいくつもあります。次のようなサイトです。
Google AdWords: Keyword Planner
キーワードウォッチャー|SEO、リスティング広告、マーケティングのための検索キーワード調査ツール
goodkeyword – Google/Bing/Yahoo関連キーワードツール
これらのツールでどのようなキーワードの組み合わせが、どのくらいの頻度で使われているかを調べることができます。
使用頻度の高いキーワードの組み合わせをタイトルや見出しに使用して、ターゲットとする人たちが知りたいことを記事にすれば、上位表示されるようになります。その記事だけで必要な情報をすべて得られるようにすることがポイントです。
リンクを集める
リンクを集めることが不必要になったわけではありません。ただし、ブラックハットSEOの手法で集めたリンクではペナルティを食らいます。
自然なリンクでなければなりません。そのための有効な手段がTwitterやFacebookで自分の記事を知ってもらうことです。
そのためにも記事の内容は多くの人に役に立つものでなければなりません。有益なサイトであればリンクしてもらえる機会も増えます。
まとめ
Googleは必要とされる情報を上位表示しようとしています。
ターゲットとする人が使うキーワードをタイトルや見出しに使い、必要とされる情報を書けば、上位表示されるようになります。TwitterやFacebookで自分のサイトや記事を多くの人に知ってもらうことも大切です。
あとは、どれだけわかりやすく必要な情報をもれなく書くかで順位が決まります。
『10年つかえるSEOの基本』では、ホワイトハットSEOを対話形式でわかりやすく説明しています。