「ネットが怖い」という人のために、何が怖いのか、どのように対策をとるかをまとめました。
1.情報漏洩
最も深刻な被害を受けるものです。数年前には、Winny等のファイル共有ソフトを使用し、ウィルスに感染して、パソコンの情報が漏洩する事件が、ネットやマスコミを賑わしました。ファイル共有ソフトを使わないことが確実な対策です。
ファイル共有ソフト以外でも、ウィルスに感染し、情報漏洩することはあり得ます。ウィルス感染を完全に防ぐことは、無理だと思います。知人の名前で、いつもと同じようなメールが届き、その添付ファイルでウィルスに感染することを完全に防ぐことは、非常に難しいことです。
そのための対策は、外部に漏洩して困る情報は、パソコンにいれないことです。情報の種類によっては、パソコンに格納するときは、暗号化することで良いかもしれません。暗号化していても、漏洩したことが問題になる情報は、パソコンに入れてはいけません。
2.不正請求を受ける
これは、私も経験があります。iPhoneをソフトバンクで使っていたときは、辞書にある言葉をメールアドレスにしていたので、スパムメールがたくさん届きました。
iPhone5に機種変更をしてauに変更した際、もう少し複雑なメールアドレスにしましたが、しばらくすると未払いの負債があるだとか、払わないと訴えるというメールが届くようになりました。URLを含むメールを受信しない設定にすると、KDDIからのメール以外は届かなくなり解決しました。
アダルトサイトに登録して、不正請求を受けることが多いようですが、基本は無視していれば大丈夫です。ただし、内容証明郵便が届いたときは、内容を確認して適切な処置をとる必要があります。
3.ネットオークションでだまされる
ネットオークションで、お金を払ったのに品物が届かないといったたぐいのものです。安全な代金支払い管理サービスを使うか、相手の信用度を確認してから利用することです。それでもだまされた場合は、法的手段に訴えることも可能です。
ペニーオークションなどは、仕組み自体が、公正に実施されていることが担保されていません。こんなものは信じるべきではありません。これを使ってもいないのに、宣伝する行為は許されるものではありません。
4.ネットで誹謗中傷される
TwitterやFacebookのメッセージなどで、突然、変なメッセージを送って来るということがあり得ます。対策は、単純にブロックして、無視します。
ネット上で、誹謗中傷を繰り返されることがあるかもしれません。あまりにもひどい場合は、法的手段に訴えることになります。
5.ストーカーされる
ストーカーされる恐れのある人は、ネットに住所を推測できる情報を流さないことです。別の記事にも書きました。
まとめ
ネットの怖い面を書いてみましたが、確かにネットをよく知らない人から見たら怖いです。情報漏洩では、大きな被害を受けた人もいます。
でも、怖いからといって使わないのはもったいないことです。ITリテラシーとして、最も大事なことは、ネットの危険性と対策をきちんと知っておくことかもしれません。