アフィリエイトをしている人たちが、GoogleをだましてPVを上げようとする動きをやめません。しかし、これは愚かな行為です。
PVを上げる方法
ウェブサイトが閲覧された数を表すPV(Page View)を増やすためには、検索で上位表示されることが有効です。
インターネットで何かを調べようとすると検索を使います。そのため、たくさんの人が検索を使っています。
検索結果画面で上位表示されていれば、後は何もしなくてもある一定数は閲覧されます。その数は、検索されるキーワードが使われる頻度と検索結果画面でクリックされる割合で決まります。
特に頻繁に使われるキーワードで上位表示されれば、PVも上がりやすくなります。
Googleのアルゴリズム
Googleは独自のアルゴリズムで検索したときの表示順位を決めています。
最初は、他のサイトからのリンクの数でサイトを評価していました。有益なサイトであれば、リンクされる数も多いだろうということです。学術論文が引用される数で評価されるところから、ヒントを得たと思います。
すると、それを利用する人たちが出てきました。自分でウェブサイトをたくさん作り、PVを増やしたいサイトにリンクを張りました。また、お金を出して、他のサイトからリンクを張ってもらうことも行われました。
その結果、つまらないサイトが上位表示されるようになり、Googleにとっては死活問題となりました。検索してもつまらないサイトしか見つからなければ、誰も検索を使わなくなります。
Googleはアルゴリズムを変更し、リンクされる数を重視する考えを改めました。サイトの評価に使われていたページランクも2013年12月から更新されていません。これはGoogleがサイトの評価にページランクをもう使っていないことを示しています。
これで大きな影響を受けたのは、主にアフィリエイトをやっていた人たちです。苦労してたくさんのサイトからリンクを張っていたことが、ムダになったどころか、ペナルティの対象となりました。
アフィリエイターの逆襲
Googleは検索する人が求めている情報を提供しようとしています。キーワードを入力して検索する人が、どんな情報を探しているかを推測し、利用者が欲している情報を含むサイトを上位表示させようとしています。
すると、よく使われるキーワードに対し、どのような情報を求めているかを考え、要求されている情報を提供するサイトを作ることが、PVを増やす正攻法となります。
この正攻法をとった人もいます。しかし、これは手間がかかり、誰にでも簡単にできることではありません。
そこで、検索の利用者が探している情報を豊富に持っていると見せかけるため、他のサイトの記事をコピーしたり、陳腐な情報を大量生産したりする人が現れました。
また、評価の高い中古のサイトを買って、リンクを張るようなことも行われているようです。
利用者が真に求めている情報を提供するのではなく、何とかGoogleをだまして、PVを増やそうとしています。
これは、Googleとのいたちごっこになります。Googleが対策を取れば、またその裏を書こうとします。
しかし、Googleがインターネットの検索を抑えている以上、その検索を利用するアフィリエイターに勝ち目はありません。Googleは個別に手動でペナルティを与えることもできます。
まとめ
PVを増やすために検索で上位表示をねらう人は、利用者が求めている情報を提供することです。それが、Googleが目指していることであり、インターネットの検索を使う以上、Googleに逆らっても勝ち目はありません。