ITの大変化に関する神託

 ビッグデータについては、集積したデータを分析し、意味のある知見を導き出せる人材が不足するとの指摘があります。そうした人材を育成する体制も整備されていません。

 電話が普及しはじめたときには、将来、世界中の女性が電話交換手になっても、電話交換手が不足する事態となるという指摘がありました。

 パソコンが普及しはじめた頃には、プログラマの不足を危惧して、プログラマの大量育成を声高に叫ぶ人たちがいました。

 電話交換手は、クロスバー交換機さらには電子交換機に取って代わられました。電話交換手の不足は発生しませんでした。

 IT企業が、文系学部の卒業生までもプログラマにしてプログラマを増やし、プログラミングを機械の製造作業のように扱ったソフトウェア工場は、日本が米国にソフトウェア開発の面で大きく差をつけられる原因となりました。

 いずれも将来を見誤った例です。ビッグデータの分析のため人材不足になるとは思えません。ビッグデータは汎用的な分析ツールが開発され、企業のマーケティング部門が使うことになると予想できます。

 いつの時代も、ものごとの表層だけを見て将来を予測し、将来のさらなる発展に思いが至らない人たちがいるものです。

photo credit: Dion Hinchcliffe via photopin cc

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