Evernote無料版の利用可能端末2台制限の行く末 | 定年起業のためのウェブコンサルティング

Evernote無料版の利用可能端末2台制限の行く末

クラウド

Evernoteから「Evernoteベーシックの仕様変更について」というメールが届きました。

Evernoteベーシックで利用可能な端末の数を2台までに変更するということです。30日の移行期間を設けるので、利用端末数を調整してくれと書いてあります。

近日中に具体的な変更内容とその他のオプションについて連絡があるそうです。

変更の理由は次のブログにあります。

Evernote の価格プランの改定について – Evernote日本語版ブログ

Evernoteは、広告を表示したり、データを売ったりしないので、利用者は有料版に移行してもらいたいということです。

Evernoteの便利なところは、Webページをブラウザからワンクリックで保存できることです。同様の機能を持つサービスは他にもありますが、サイトによってはきちんと保存されなかったことがありました。

フォルダーに整理できるところもEvernoteの特徴です。

その他、Evernoteには画像内のテキストで検索できるという機能もあります。

テキストでも画像でも簡単に保存できるところも便利です。

しかし、ネットのサービスは、ほとんどが無料です。広告収入で収益を得ています。

Evernoteが広告を表示せずに、利用料で収益を得ようとするならば、経営はかなり厳しいことが予想されます。

私としては、無料版には広告を表示して、有料版にすれば広告が消えるという、広告収入をメインにするビジネスモデルの方が、経営が安定すると思います。

Evernoteに保管されている情報により、広告の内容を変えるということもできるはずです。

ネットのサービスでは、利用料で収益を得ることは、難しいと思います。サービスを提供している企業が存続できなくなれば、サービスが止まることになり利用者が困ります。

利用者としては、どのサービスが突然停止したとしても、致命的にならないように準備しておくことが大切です。

考えてみれば、Evernoteはバックアップもとれず、代替できるサービスもありません。

Evernoteプラス版以上には、モバイル端末上のオフラインノートブックという機能があります。オンラインサービスが停止になってもモバイル端末上のデータだけは見られるかもしれません。しかし、そこまでです。

Evernote上には、いつ消えてしまっても、それほど困らないデータだけを保存しておくようにしなければいけません。

逆に言えば、重要な情報をEvernoteだけに保存しておくことは危険です。重要な情報は他のところにも保存しておかなければなりません。

そう考えると、Evernoteを有料で利用する気持ちも失せます。

Evernoteが1.5倍に値上げ&無料版の同期端末を2台までに制限するという「改悪」を実施 – GIGAZINE』には、「ウェブブラウザからのアクセス」自体は端末の制限がないと書いてあります。

アプリをインストールして使える端末が、2台までなのかもしれません。

私がEvernoteを主に使うのは、Windows 10のデスクトップパソコンとiPhone 6 Plusです。この2台だけで、なんとかなりそうか試してみることになります。

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