起業で一番大切なことは、需要のあることで起業することです。
需要のないことでは仕事になりません。
ただし、需要があるかないかは、やってみなければわからない面があります。
だからこそ、良いアイデアを思いついたら、まずやってみることが大切です。
実践派の人ほどうまくいく可能性が高くなります。
何回も繰り返せば、いつかはうまくいきます。
やっていれば、お客様が何を必要としているかを教えてくれます。
それに合わせて、舵取りを変えていくことができます。
お客様がお金を払ってまでやってほしいことをするだけです。
ただし、切羽詰まった状態の人は、需要がある仕事を見つけると、そこに飛びつくことになります。
すると、ブラック企業に勤めるよりもひどい状態になりかねません。
余裕はどのような場合でも重要です。
余裕があれば、ブラックな仕事を避けることができます。
自分で起業するメリットの一つは、仕事やお客様を選べることです。
会社に勤めていてはできません。
上司に命じられた仕事を拒否することはできません。
ウマが合わないお客様を避けることも許してもらえません。
起業したばかりのときは、頼まれた仕事を断ってはいけないと言う人もいます。
一度断ったら次の仕事はもう来ない。
頼まれた仕事を愚直に行っていれば、仕事に困ることはなくなると教えています。
余裕のない人はそういう教えに従うしかありません。
余裕があれば、仕事やお客様を選ぶことができます。
「好きなこと」「得意なこと」で起業することがよいと言われていますが、需要がないことでは、うまくいくはずがありません。
しかし、「好きなこと」「得意なこと」でなくても構わないということではありません。
「好きなこと」でなくては継続できません。
困難にぶつかるとやめたくなります。
特に余裕があるときほど、こんなに苦労してまでやる必要がないと考えてしまいます。
「得意なこと」でなくては、競争に勝つことが難しくなります。
競争相手のいない市場など滅多に見つかりません。
多かれ少なかれ競合相手との競争になります。
「得意なこと」であれば、競争にも勝ちやすくなります。
「情熱を感じること」も必要なことです。
社会的意義があり、起業を成功させることに情熱を感じるならば、周りを巻き込むことができます。
特に実績のない最初の段階では、人は起業の情熱に動かされます。
まとめ
需要のないことでは仕事になりません。
しかし、好きなことでないと続きません。
得意なことでないと勝てません。
情熱を持てることでないと周りの人を巻き込めません。