お客さまが倍増する!『プロフィール作成術』 | 定年起業のためのウェブコンサルティング

お客さまが倍増する!『プロフィール作成術』

プロフィール作成術

個人で仕事をする人にとって、プロフィールは大切です。『プロフィール作成術: コピーライターが教える、ビジネスにつながるプロフィールの作り方』は、ビジネスにつながるプロフィールの作り方についての本です。

ここでは、私の印象に残ったポイントを紹介します。

プロフィールとは

プロフィールとは、客観的に書かれた人物紹介です。

自己紹介は主観的な自分の紹介です。

あなたのことをまったく知らない人は、まず客観的なプロフィールを知りたいと思います。プロフィールを見て興味を持ったら、自己紹介も読みたいと思います。

プロフィールの効果

プロフィールは、目的を明確にしなければなりません。

見込み客、取引先、ビジネスパートナーとなる人に向けて、あなたが提供できる価値をわかりやすく伝えます。

プロフィールの効果として次のようなものがあります。

  1. パーソナルブランドができる
  2. いいお客様に会えるようになる
  3. 紹介してもらいやすくなる
  4. 取材・執筆・講演・出版依頼がくる
  5. 成長が加速する、ブレない

プロフィールの要素

プロフィールには3つの要素が必要です。

強み

強みはお客さまにとっての価値です。お客様のこういう問題を解決できますという宣言です。

また、競合がたくさんいる中で、なぜ自分を選んでもらう必要があるのか、差別化をしなければなりません。

信頼性

強みの根拠を明確にします。なぜ、私があなたの問題を解決できるといえるかです。資格や実績がこれにあたります。

実績がない場合は、今の仕事をするに至った背景や意図をストーリーで語ります。

方向性

仕事を通して何を目指しているかを示します。人は方向性に共感します。

プロフィール作成のステップ

プロフィール作成は次の流れで進めます。

  1. 自分を知る
  2. お客様を知る
  3. 競合を知る
  4. 構成を考える
  5. 文章化する
  6. 推敲する
  7. 更新する

プロフィール作成は、自分とお客さまと競合を知ることから始まります。マーケティングの3C(Company, Customer, Competitor)です。

ワーク

この本には、プロフィールを書く上で役に立つワークが9つ紹介されています。

リソース一覧

自分のリソース(資源)を書きだします。得意なこと、好きなこと、人に褒められたこと、誇らしかったこと、経験、資格、人脈など、思いつく限り書き出します。

200個書き出したらながめてみます。あなたの強みが見えてきます。

強みを見つける質問50

この本に強みを見つける50個の質問が掲載されています。この質問に答えることで、あなたの強みがより明確になります。

自分年表を作る

子供のころから現在まで、どんな出来事があり、どんな仕事をしてきたのかを書きだします。完成した自分年表を見て、自分が力を発揮できる場面など気づきが得られます。

お客さまがあなたを選ぶ理由

あなたのお客さまから3人を選び、それぞれの立場に立って、なぜ私に仕事を依頼したのかを書きだします。

直接聞くことができればベストです。

紹介シート

お客さまの一人が友人にあなたを紹介するとしたら、何と言ってくれるでしょうか。

感謝の手紙

自分の商品を購入してくれたお客さまを想定して、1年後にその人になりきって、自分あてに感謝の手紙を書きます。

オンリーワン発見マンダラート

強みはひとつの分野ではなかなか見つかりません。複数の分野を掛け合わせることで、誰にも負けない強みになります。その掛け合わせを見つけるワークです。

3×3の9つのマス目を描きます。

中央のマスに「誰々の強みは?」という問いを書きます。周りの8つのマスに答えを埋めていきます。8つが埋まったら、それを眺めて掛け合わせの強みを見つけます。

ポジショニングマップ

自社と競合のポジショニングの違いを見つけるワークです。

自社と競合をX軸とY軸の2軸でマッピングします。それぞれの軸は、お客さまの購買決定要因となる要素にします。

未来プロフィール

あなたの方向性を言語化するためのワークです。

あなたの未来のプロフィールを書いてみます。すでに起きたことのように書くことで、脳が錯覚を起こし、本当に実現しようとします。

お客様の悩みを考える

ビジネスは、お客さまの悩み・問題を解決することで成り立ちます。

次の質問の答えは、常に意識していなければいけません。

  1. あなたのお客さまは誰ですか?
  2. そのお客さまはどういうことで悩んでいますか? 何を解決したいと思っていますか?
  3. あなたはそのお客さまに何をしてあげることができますか? どうやって解決してあげるのですか?

おわりに

マーケティングの基本である3C(Company, Customer, Competitor)をきちんと考え、プロフィールに反映させます。

ワークは、自社、競合、お客さまを知る上で役に立つものばかりです。

個人で仕事をしている人は、これらのワークを実行し、プロフィールを見直すことにより、間違いなくお客さまが増えると思います。

私もワークをやって、プロフィールを見直します。

このような本を読まずにいたり、読んだだけで何もしないのは、大きな損失です。個人で仕事をしている人は、この本を買ってワークを行い、プロフィールの見直しをすることを強くおすすめします。

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