ノートパソコンをWindows 10 にアップグレードしました。Microsoftの提供する「Windows 10 を入手する」というアプリのチェックでは、「互換性のないアプリはありません」という結果でしたが、動かないアプリがありました。
Microsoft Money Plus Sunset
Microsoft Money Plus Sunsetは、MicrosoftがMoneyのすべてのバージョンのサポートを2011年1月に終了した後に、過去のプログラムに置き換わる製品として提供しているプログラムです。
Windows 8.1 までは何の問題もなく動いていました。Windows 10 Insider Preview版でもbuild 10166までは動いていたようです。
8月1日にダウンロードしてインストールした版では、起動時に次のメッセージがでます。
この問題はすでに知られていて、一応回避策も見つかっています。
Solved Microsoft Money not working in build 10240 – Windows 10 Forums
レジストリのInternet Explorerのバージョンを書き替えるということです。しかし、この方法は実際のInternet Explorerのバージョンを誤認識させるので、他のソフトがこの場所を参照していると不具合の発生する可能性があります。
Windows 10 Insider Preview版 build 10166までは動いていたということなどで、Windows 10 をその時の状態に戻せばいいはずです。いわばWindows 10 のデグレードです。
Microsoftからこの問題を解決したWindows 10 がリリースされるのを待ちたいと思います。
筆まめ
私のタワー型パソコンには筆まめSelect2013がインストールされていますが、「Windows 10 を入手する」アプリでは、「互換性のないアプリはありません」と表示されます。
ところが、『【筆まめネット】サポート[Windows対応情報]』によると、Windows 10 で動くのは筆まめVer.25と筆まめSelect2015だけです。
おそらくこの表のとおり筆まめSelect2013はWindows 10 では動かないと思います。筆まめは非互換の部分があるのではなく、Windows のバージョンをチェックして、新しいOSでは最新バージョンの筆まめしか動かないようにしていると思います。
まとめ
Windows 8 へのバージョンアップでもそうでしたが、事前のチェックに引っかからずに、実際には動かないアプリがあります。
動かないと困るアプリがあるパソコンは、事前にテストをするか、すぐに元に戻せる環境でアップグレードする必要があります。
【2016年5月18日追記】
その後、Windows 10はアップデートされました。その結果、Microsoft Money Plus Sunsetは動くようになりました。筆まめSelect2013も動きましたが、非対応となっていますので、使う際は自己責任でお願いします。