誤解を生みやすく、反発され、議論となるような話題を意図的に発信して、自サイトへのアクセスを増やそうとする人がいます。
いわゆる炎上マーケティングです。
炎上マーケティングの目的は大きく2つあります。
ひとつは、アクセスを増やしアフィリエイトなどの広告収入の増加をねらいます。
もうひとつは、名前を売ることです。
これに対しては、何もせずにスルーすることが一番です。騒げば騒ぐほど、炎上マーケターの思う壺です。
詐欺師のたぐいで騙される人が出そうな場合には、騙される人が増えないように注意喚起にとどめます。
明確な違法行為があれば、警察への通報が有効です。
ネット上での議論は無意味です。相手はこちらの主張をまともに聞きません。言葉尻をとらえた無意味な言葉の応酬になります。
炎上マーケティングは、人間の正義感や処罰欲をねらっています。
間違いや悪いことに見えることを書き、ろくに中身を読みもせず、考えもしない読者が、脊髄反射的に義憤にかられ、反発してくることを期待しています。
そこに騒ぎやゴシップが好きな連中が加わります。
こういう人たちも放っておけばそのうち収まりますが、炎上マーケターは火に油を注ぎます。
さらに反発されそうな発言をします。
社会全体から見れば、意味のないメッセージでネットのトラフィックが消費されます。
大災害が発生したときのデマなどでは、深刻な影響が出ることもあります。
簡単に炎上マーケターにはめられて、正義感や処罰欲、攻撃欲にかられる人を諫めることは容易ではありません。
その多くは、普段は普通の人たちです。
炎上マーケターはスルーすることで、その影響を小さくできます。
炎上マーケターにはめられやすい人たちには、はめられることは、みっともないことだと認識してもらう啓蒙活動が有効です。
炎上にへきえきしている人は、炎上マーケターをスルーするだけでなく、正義感や処罰欲にかられる人たちに、炎上マーケターにはめられることは、みっともないことだと知らせることが必要です。