日本に生まれた幸せを実感!『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!』

 今まで読んだ旅行記で一番印象に残っているものは、35年ほど前の大学生の時に読んだ小田実『何でも見てやろう』です。フルブライト留学生としての米国留学からの帰りに、ヨーロッパから南回りの飛行機を途中下車しながら見て回った旅行記です。

 『何でも見てやろう』を読み、貧乏旅行もおもしろそうだと思いましたが、実行に移すことなく、大学を卒業して会社に入りました。会社に入ってみると、海外旅行はもう新婚旅行でしかいけないなと思ったものでした。実際、海外出張は何回かありましたが、私的な海外旅行は、やはり新婚旅行がはじめてでした。

 ちきりんさんは最近のブログで還暦を迎えたと書いています。(4月1日のブログです)仮にそうだとすると海外旅行をはじめた1980年代はじめは30歳前後です。どちらにしろ、1986年の男女雇用機会均等法施行前の時代です。著者紹介では、証券会社に勤めていたとのことです。仕事の内容はわかりませんが、これだけ海外旅行をするための休暇を取れたことは、うらやましい限りです。

 バブルの時代は、OLの海外旅行が話題になりました。ちきりんさんほどアフリカ、アジア、中南米を含めて多くの国に行った人は少ないと思います。

 ちきりんさんはその後、米国の大学院留学を経て外資系企業に勤務し、2005年からブログを書き始め、2010年に早期リタイヤされています。

 ちきりんさんの独自のものの見方は興味深く、特に家も車もカネも持っているビルマの男性と比較して、どれも持っていないちきりんさんは自由に国外に旅行でき、未来に希望を持てることで、豊かであることを自覚するくだりでは、私も日本に生まれた幸せを感じました。

 『何でも見てやろう』は、講談社文庫で読めます。

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