日本の政治家がダメな理由

 日本の政治家がダメといわれて久しくなります。歴史を知らない。防衛を米国に頼ってきたために国際政治やインテリジェンスに疎い。学校の歴史の授業は、現代まで終わらないため、一番大事な戦後の歴史について学んでいない。いろいろなことが言われていますが、私は、現在の日本が平和で優秀な政治家を必要としていないことが大きいと思っています。

 約三百年続いた徳川幕府でも、平和な元禄時代は、優秀な人は政治に関心を持たず元禄文化を花開かせました。それでも、ペリーが来て国家の危機となると長州・薩摩の若い志士が立ち上がりました。平和な時代に政治家を志すのは、家庭環境から成り行きで政治家になった人と選択理論でいうところの力の欲求の強い一部の人です。

 現在の政治家の多くを占めるのは、親が政治家であった二代目、三代目の政治家です。地盤、看板、鞄の三バンを持っていないと難しいといわれる政治家は世襲があたりまえになってきました。世襲が優秀な人を排除することは歴史が証明しています。古代ローマ帝国五賢帝時代の皇帝は、世襲せずに後継者を指名したと言われていますが、五賢帝時代最後の皇帝マルクス・アウレニウス・アントニウスが自分の息子に皇帝を継がせて、五賢帝時代は終わりました。ギボンのローマ帝国衰亡史によると、このころからローマ帝国の衰亡が始まります。

 現在の日本を彷彿させるような話です。

 「米国製エリートは本当にすごいのか?」を読んで、こんなことを考えました。

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