夏の参院選からネット選挙が解禁されることもあり、選挙の改善について考えてみました。
1.騒音防止
選挙で一番迷惑なのは、大音量で名前を連呼して回る選挙カーです。これは、有権者にとって何の意味もありません。名前が耳に残ることをねらっているのしょうが、それほど効果があるとは、思えません。
通常の車両が走行時に発生する以上の騒音をまき散らすことを、禁止することを提案します。
2.個別訪問
戸別訪問は買収の温床になるということで、禁止されていますが、過去の買収は戸別訪問以外のところで行われています。戸別訪問禁止は、意味がありません。
3.未成年者の選挙運動
ネットでの選挙運動が解禁されましたが、未成年者は選挙運動が禁止されているそうです。選挙運動に関するツイートをリツイートしたり、Facebookの投稿に「いいね!」を押したりしてはいけないそうです。
未成年者が選挙運動をしてはならない合理的な理由はありません。未成年者も自由に選挙運動ができるようにすべきです。
4.ネット選挙における電子メール
ネット選挙が解禁されても、選挙運動に関する電子メールは政党と候補者しか発信できません。有権者は転送することもできません。理由は、電子メールは送信者と受信者しか読めないため、誹謗中傷が行われてもわからないからのようです。
TwitterのダイレクトメッセージやFacebookのメッセージが許されていることと矛盾します。それ以上に、送信者と受信者しか読めないものに、何を書こうと送信者と受信者間の問題で、公職選挙法で禁止することが無意味です。
まとめ
選挙運動に関して思いつくものを書いてみましたが、何と言っても改善したいのは、1票の格差の是正です。そもそも国会議員の定数の是正を国会でやらせることに無理があります。そこを改善したいところですが、とりあえず夏の参院選では、各候補者が1票の格差是正のためになにをするつもりなのかを注視したいと思います。