「お金を儲けると誰かのお金が減る」には、こう答える

お金

お金を儲ける事に遠慮してしまいます。自分でもおかしいと思っているの… – Yahoo!知恵袋』という質問に対する回答が秀逸だと話題になっています。

バイラルをねらったパクリも多く出回り、揶揄されています。

「お金を儲けると誰かのお金が減る」の記事はこう書け、腐れバイラル共!! | More Access! More Fun!

パクリは確かにウザったいですが、それは放っておき、元の質問に対する回答を考えてみたいと思います。

お金は無限に沸いてくる

質問者の勘違いは、世の中のお金の総量が固定されていて、自分がお金を儲けると誰かがその分損してしまうと考えているところです。そうではなく、お金は無限に沸いてくるものです。

日本の範囲で考えると間違いだとすぐに分かります。日銀はいくらでもお札を刷ることができます。ただし、お札を刷りすぎれば、お金の価値が下がります。

そこで、世の中全体の価値という観点で考えます。自分が誰かに価値を提供して、見返りにお金をもらっても、自分の提供した価値が増えるだけで、誰も損はしません。

知恵袋の回答のたとえがわかりやすいです。

最初、A君が1万円札を持っていたとしよう。B君はそれが欲しかったので、A君のために家を作ってあげて、A君に1万円で売ってあげた。その結果、今度はB君が1万円札の所有者となった。A君の手からは1万円札が失われたが、かわりに家が残った。この時点で世界全体の富の合計金額は2万円ということになります。(1万円札+1万円相当の家)

一般に経済活動を行うと価値が生み出され、お金はその媒介をするだけです。

そう考えると、お金を儲けるということは、商品なりサービスを受ける相手に対して価値を提供することであり、世の中全体の価値を増やす行為だと言えます。

価値を増やさずにお金だけを得る行為は、世の中に役に立っているとは言えません。詐欺などの犯罪行為が典型的な例です。

人を殺すための武器の製造なども、世の中の役に立っているかという観点で考えると、価値を創造しているかどうかわかります。経済的には価値を創造していると言えますが、倫理的な問題が残ります。

なぜお金を儲けることに遠慮を感じるのか

それでは、お金を儲けることに遠慮するという感覚はどこからくるのでしょうか。

新約聖書マタイ伝19章に「金持ちが天国に入るのはラクダが針の穴を通るよりも難しい」と書かれています。金持ちは金銀財宝をすべて分け与えなくては、天国に行くことはできないと教えています。

シェークスピアは、ベニスの商人で金貸しのシャイロックを悪く描いています。金銭欲や物欲を戒める話は、古今東西いたるところにあります。

江戸時代の日本でも「武士は食わねど高楊枝」や「士農工商」という言葉があるように、金儲けは卑しいことという意識がありました。

マルクス主義では、資本家は労働者を搾取する階級です。

人は金銭欲や物欲にとらわれやすいため、金儲けを卑しいことと考えるようになったのです。

まとめ

誰かに役立ち、新たな価値を創造する限り、経済活動は有益なものです。そうではなく、金銭欲や物欲にとらわれ、誰の役にも立たず価値も産まない行為は、避けるべきものです。

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