セミナーをつくるための本です。セミナーとは、参加者の理想と現状のギャップを埋めるためのものとしています。
セミナーには、2種類あると説明しています。知識・情報提供型セミナーと集客目的型セミナーです。本書は主に、「次の商品に進みたくなるセミナーをつくる」こと、すなわち集客目的型セミナーについて語っていますが、知識・情報提供型セミナーでも使えます。
まずは、マーケティングです。顧客を明確にして、ニーズをつかみます。マーケットエリアを絞り込み、ターゲットを明確にします。そのマーケットエリアで一番のセミナーを目指します。
次は、セミナーのゴールから、全体のストーリーをつくります。「3」がマジックナンバーです。人が一度のできることは3つということからきています。セミナーのプログラムを3つの部分で構成し、伝えるメッセージも3つにすることを薦めています。
クライアントを獲得するための7つのしかけもあります。このしかけが、次の商品に進みたくなるしかけです。
セミナーチラシを作るコツもあります。チラシは普通、見られることはあっても読まれることはありません。たとえ読まれても、内容を信じてもらえません。申し込んだり問い合わせしたりすることもありません。そんなチラシを読んでもらい、信じてもらい、申し込んでもらうためのコツです。
キャッチコピーの決め方もあります。キャッチコピーで、すべてが決まるとも言えます。そのキャッチコピーに入れるべき大切な要素があります。
最期は講師の話し方です。目線の移動のしかた、質問のしかた、実習の取り入れ方などもあります。セミナー開催を考えている人には参考になる本です。