ニーズがありそうでないもの|テレビ電話と一人乗り自動車

渋滞

 私の子供のころ、将来はテレビ電話が当たり前になると思われていました。近未来を描いた漫画やアニメでは、テレビ電話が使われていました。

 テレビ電話の技術上のネックは、回線の帯域でした。光ケーブルによる高速データ通信と高速無線通信が普及した現在、どれだけテレビ電話が使われているでしょうか。

 テレビ電話が可能な製品も普通に売られています。現在、販売されている携帯電話は、ほとんどがテレビ電話として使うことが可能です。iPhoneやiPadのFaceTimeもテレビ電話です。Skypeでもテレビ電話ができます。

 FOMA回線を利用した携帯電話が発売されたときは、ドコモはテレビCMを使って、テレビ電話機能をさかんに宣伝していました。AppleもiPnone4を発表した当初は、FaceTimeを宣伝していました。

 しかし、テレビ電話はあまり使われていません。私は、Skypeでオンライン英会話レッスンを受けるときに使うだけです。

 なぜでしょうか。ニーズがないからです。ほとんどの場合、音声による通話ができれば十分で、わざわざ画像を表示してまで話すニーズというものがないためです。

 画像を写すとなると、服装や髪型や化粧が気になります。電話で連絡するために、そこまで気を遣いたくないという人が多いと思います。

 Skypeの英会話レッスンでも、回線の調子が悪いときは、画像を切って行いますが、ほとんど不自由を感じません。相手の感情などは、表情を見なくても、声の調子でわかります。

 テレビ電話と同じように、あれば便利だと思われているもので、実際にはほとんどニーズがないものに一人乗りの自動車があります。現在、多くの自動車メーカーが製品化を検討していますが、発売したとしてもほとんど売れないと思います。

 一人乗りの乗り物には、既に自転車とバイクがあります。自転車は、一人乗り自動車よりも省エネで環境にも健康にも良く、安価です。バイクは、スピードや運転感覚を楽しめます。

 ただ、雨が降った時は不便です。その時は、普通の自動車で十分です。一人乗りの自動車をわざわざ購入して、保有するニーズがあるとは思えません。

 一人乗り自動車にほとんどニーズがないというのは、私が予想しているだけです。多くの自動車メーカーが一人乗り自動車を試作しているのは、ニーズがあると思っているからでしょう。

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