組織やプロジェクトに問題がないということは、ありません。
その対応方法には3種類あります。
1.問題から逃げる
問題があっても、それを見ないようにします。
問題は、あり得ないものだとします。
東京電力福島原発における津波や全電源喪失に対する考え方です。
2.問題を解決する
問題を見つけたら、解決します。
ごく一般的な考え方です。
通常の組織やプロジェクトでの問題への対応方法です。
問題の解決方法に、差が出る場合があります。
表面的な対策だけですます場合と、根本的な原因を見つけ、対策をとる場合です。
「なぜ」を何回も繰り返して、根本原因を見つけ出す手法が有名です。
「なぜ」の回数が議論になる場合がありますが、回数は重要ではありません。
見つけた原因をなくせば問題の再発がないかどうかが、「なぜ」を必要なところまで繰り返したかどうかの判断基準になります。
3.問題を見つける
一見、問題がない状況でも、問題がないか常にアンテナを広げ、見つけ出そうという態度です。
見つけたら、その根本原因を分析し、解決します。
常に問題がないはずがないという態度で、改善できるところを探します。
まとめ
問題から逃げる組織は話になりません。
一見、問題がなさそうに見えても、問題を見つけ出し解決するという態度が、発展する組織やプロジェクトの特徴です。