あなたは仕事を何度もやり直しさせられたことはありますか?そのとき、どのように思いましたか?
自分の力不足が情けなくなりましたか?それとも仕事の依頼の仕方が悪いと思いましたか?
何度もやり直しするのは、時間も手間もムダになります。そんなことのないように、仕事を受ける側も依頼する側も心がけなければなりません。
仕事の受け方
たとえば、「資料を作っておいて」という依頼があるとします。ルーチンワークでいつも作っている資料であれば、それで問題ありません。
そうでなければ、資料を作る目的、背景、内容、期限などをきちんと確認しなければいけません。それもせずに自分の勝手な思い込みで資料を作成し、作り直しをさせられたら、時間と手間のムダです。
依頼の仕方が悪いと後からムカついても意味がありません。普通は依頼側の立場が上です。作業を始める前にきちんと確認すべきことです。
資料の目的や背景を確認しても、表現の方法などは、依頼側と作り手でイメージが一致しないことがあります。
そのようなものは、途中で確認します。案をいくつか用意することもあります。
やり直しは後になればなるほど、手戻りが大きくなります。そんなことのないように、依頼側の確認を取ったことについては、きちんと記録を取っておくことも大切なことです。
依頼者側がお客様であっても同じことです。
部下への指導
部下への指導は、その逆になります。相手の知識やスキルに応じて依頼の方法を変えるのは当然のことです。
なにも考えずに「どうしましょうか?」と聞いてくる部下については、自分で考えさせることも必要です。
自分の依頼された仕事の目的や背景に疑問があるならば、きちんと確認する癖をつけることも重要です。
デザインなどの主観的なものは、途中で確認することも教えなければなりません。
上司である自分に対しきちんと確認する癖が、お客様との仕事にも反映され、無用なトラブルを防ぐことにもなります。
まとめ
仕事は、依頼側と受け手側で、その目的、背景、内容、期限などを確認して始めるものです。
依頼者側の中には、故意にあいまいにして、後から自分の有利なようにしようとする人もいるかもしれません。
そんな策略に陥らないためにも、仕事を始める前にきちんと確認する癖をつけておくことです。