電気を盗んで逮捕された人の話が、時々ニュースになります。米国では、中学生の子供がテニスをしている間に、電気自動車の充電をするために学校から電気を盗んだとして逮捕された人の話がニュースになっています。
Electric car owner arrested for ‘stealing’ 5 cents of electricity | The Verge
日本でも、以前、携帯電話かパソコンの電源を自動販売機用のコンセントからとっていた人が逮捕されたというニュースがありました。どちらも盗んだ電気の金額は数円程度です。
サービスの一部として電気の使用を提供しているホテルや会議室であれば、まったく問題ありませんが、空港や駅などの公共の場で掃除機用のコンセントを使うことは微妙な問題です。
カフェなどでも、コンセントの利用を許可しているところと、そうでないところがあります。現在の法律では、無断で他人の電気を使うことは犯罪になります。
電気自動車の普及は充電ステーションの数に依存します。現在の状況では、まだまだ普及しそうにありません。スマートフォンやタブレットやパソコンを持ち歩く人も増えています。電気がなくなれば、役に立たない重い塊になります。
電気を売る自動販売機があれば良いと考えますが、電気の価格が安いうえ、充電中の機器の盗難防止などを考えると、携帯電話用に限られた場所にしかないことは納得がいきます。
お店のサービスの一環として、自動販売機の電源を分岐するなどして、外部に設置したコンセントを誰でも自由に使ってよい旨を表示してあるようなところが増えればいいと思います。
路上喫煙禁止の場所で、タバコの自動販売機のわきに灰皿を置いてある場所があります。一応、お店の敷地内ではありますが、タバコの煙やにおいは道路にも漂ってきて、通行人は迷惑しています。灰皿などではなく、これからは誰でも使えるコンセントを用意しておく方が喜ばれます。
そのような場所が増えるまでは、忘れずに充電しておくことと、予備の充電池を持ち歩くことぐらいしか、解決方法はなさそうです。