天才は才能か努力か

リュウキンカ

 世界的な業績を上げる人の原動力は、生まれつきの才能なのか本人の努力なのかという議論は昔からあります。生まれつきの才能など存在しないと主張する人がいることも承知しています。

 しかし、科学的には結論はでているようです。世界的な業績を上げるためには、長年の計画的で効率的な訓練が必要であることは、間違いありません。世界的な業績を何の訓練も行わずに上げている人がいないことから明らかです。

 直感的には、持って生まれた才能と育てられた環境が複雑に関係し、それがうまく整合したときに最大の業績となるような気がします。

 誰でもが、生まれたときから適切な訓練を積めば、オリンピックで金メダルが取れるとは思えません。また、オリンピックのマラソンで金メダルを取る人が、重量挙げでも金メダルが取れるとは思えません。

 それぞれの競技に適した身体的特徴を持った人が、有利になることは明らかです。スポーツ以外の分野でも、それぞれの分野に適した特徴を持った人が、計画的で体系立てられた訓練を長期間繰り返し行ってはじめて、世界的業績を残せるのです。

 ずば抜けた能力を持つ野球選手の遺伝子や経営者の遺伝子などは、見つかっていません。それは、野球選手であれば肩が強い、足が速い、動体視力が良いなどの身体的特徴を持つ人が野球選手として有利であり、それらの全体に関係する遺伝子がないためと考えられます。もしかしたら、肩が強いことに関係する遺伝子ならば見つかるかもしれません。

 経営者であれば、力の欲求の強い人が有利かもしれませんが、環境の影響が大きいため遺伝子との相関関係はほとんどないと考えられます。

 また、「コツコツ努力する遺伝子」もあるかもしれませんが、これも後天的な環境に大きく影響されると思います。

 世界的に偉大な業績を残した人の訓練には次の特徴があります。

1.卓越した指導者が設計した体系だった訓練メニュー
2.訓練の繰り返し
3.フィードバック
4.能力向上に合わせ徐々に高くなる課題設定

 そして、これらの特徴を持つ訓練を10年以上の長期間実施しています。なぜ、それほどの長期間、訓練を継続できるのかというと、訓練を楽しんでいるからです。楽しみの要素としては、次のものがあります。

1.訓練そのものを楽しむ
2.能力向上を楽しむ
3.自分の工夫が予想通りになることを楽しむ

 訓練が楽しく、自分自身の成長を感じられ、工夫した訓練方法が予想どおりの効果があることを確認すると、自分の能力に自信を感じるようになります。これこそが、訓練を数十年の長きに渡り継続できる理由です。

 次の本を読んでこんなことを考えました。

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