仕事を任せる時の3つの落とし穴

夕陽

 仕事を任せることを知らないと、ひとりで抱え込み、自分ばかりが忙しくなります。大きな成果を出すためには、自分でやった方が早いなどと考えず、仕事を任せることを覚えなければなりません。

 しかし、任せてみたところ、期待以下のものしかできてこない、期限に間に合わない、などの問題が発生する可能性があります。仕事の目標と期限をきちんと伝えることは、最低限のこととして、優秀な人でも陥りがちな落とし穴についてまとめます。

1.生産性は担当者により異なる

 優秀な人が陥りがちな間違いとして、自分が1日でできるから他の人でも1日でできるだろうと、自分と他の人とを同じ生産性で考えてしまうことがあります。生産性は技量や予備知識によって異なります。

 私の専門とするシステム開発では、10倍以上違うことも珍しくありません。誰がやるかによって、かかる時間とできあがりの品質は異なります。自分と同じ時間で、同じ品質のものができあがってくるとは考えないことです。

2.進捗状況のチェック

 問題があれば言ってくるだろうと考えてはいけません。困ったことがあったら報告するように言っておいても、多くの場合報告してきません。マイナスの状況は報告しにくいものです。

 それでは、定期的に「何か困っていることは?」と話しかけてはどうでしょうか。それだけでは十分ではありません。本人が仕事の遅れに気づかない場合もあります。気づいていたとしても、マイナスの情報は隠したくなるものです。自分でなんとかしようと考えます。

 これこそが、大きな失敗につながる原因になります。その結果、遅れていると話す時には、既にどうしようもない状態です。完全に手遅れになってから報告は上がってきます。

 それでは、進捗状況をチェックするためには、どうすれば良いでしょうか。中間成果物を自分で確認しなくてはいけません。できあがっているものの量と質をチェックします。目に見える成果物であれば、見るだけでもいいかもしれませんが、コード作成のように、見ただけではわからないものがあります。その場合には、定量的な評価ができる仕組み作りや成果物のレビューが必要です。

3.遅れた場合の対策

 中間成果物を確認し遅れていることがわかった場合、多くの人は頑張って取り戻そうとします。しかし、それだけでは何も変わりません。諦めなければなんとかなるなどと考えてはいけません。精神論は意味がありません。

 遅れを取り戻すためには実質的な対策を講じなければなりません。例えば、仕事の一部を切り出し、別の人がやるなどの方法です。意味のある対策をとらない限り、状況はさらに悪化します。

まとめ

 大きな仕事はひとりではできません。人に任せることが必要です。任せてほったらかしは論外ですが、適切な報告が上がってくるとは限りません。誰が見てもごまかしようのない客観的な方法で、定量的に成果物の量と質を確認しなければなりません。進捗が遅れた場合、叱りつけることは無意味です。精神論ではなく確実に効果のある対策が必要です。

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