起業して、それまで勤めていた会社の仕事をやらなくなると、自分の時間を自由に使えます。きちんと計画を立てないとムダに時間を浪費することになりかねません。
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』を読んで、時間管理について気づいた点をまとめておきます。
投資の時間
まず、時間投資マトリックスが出てきます。重要度の高低、緊急度の高低で4つの象限に分けています。
『7つの習慣』の「重要事項を優先する」でおなじみのものです。
人は緊急度の高いことに気をとられ、重要度が高いけれども緊急度の低いことになかなか手をつけません。
この問題の解決のために最も有効なことは、緊急度の高い仕事を発生させないことです。
緊急度の高いことが目の前で起こっていたら、対応しないわけにはいきません。
緊急度の高いトラブルや事故を発生させないための普段からの対策が重要です。そして、それは緊急度は低いけれど重要なことになります。
また、現在では重要度も緊急度も低いことに、SNSやネットサーフィンがあります。
もちろん重要な連絡が来ることもあります。ネットから重要な情報を得ることも珍しくありません。
しかし、油断すると思った以上に時間を使ってしまいます。ネットを使うときは、タイマーをセットし自分が決めた時間の範囲だけで使うことが効果的です。
やることを減らす
次に「やることを減らす」です。
私は、10年ぐらい前から、ゴルフ・麻雀・カラオケをやっていません。やらないことに決めたからです。
会社関係の人とのゴルフ・麻雀・カラオケは仕事の延長です。会社関係の人との親睦を高める効果があります。
しかし、それ以外の自分の成長には役立ちません。仕事が終わってから居酒屋で仲間内で愚痴るのとあまり変わりません。
特に首都圏ではゴルフは休日をまるまる1日つぶします。それだけの時間をかけるのなら、別なことに時間を投資したほうが良いと考えました。
意志の強さ
私はやると決めたことを実行し、継続することが簡単にできます。
スポーツクラブに月に3~4回のペースでいくことは、30年以上続いています。英語の勉強も20年近く続いています。
普通の人にはビックリされます。
私としては、やると決めて実行しているだけなので、強い意志が必要なことには思えません。
特に一緒にやる人もなく、やったことを公開もしていません。『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』では、ひとりでやることは、やってはいけないことのトップに出てきます。
もちろん、時間はきちんと確保し、PDCAサイクルを回して、より良い方法を試しています。
しかし、ペナルティも報酬もありません。長期的な効果を自分で納得しているだけです。
これは普通の人にはなかなかできなくて、自分には簡単にできることなので、自分の強みです。
深く分析すれば、世の中に役に立つことが何かわかるかもしれません。
時間管理の課題
私の時間管理法は、やりたいことを書きだし、やりたい順に並べて、順番にやるだけです。
人との約束以外はやらなければならないことは特にありません。緊急の仕事がない状態です。
ほとんどが、重要だけど緊急でない仕事です。
そこでの課題は重要度の順序です。
毎日やりたいこととして、メールのチェック、読書等があります。
週に1回はスポーツクラブに行き、平均1日8000歩は歩くようにしています。
これ以外に、仕事でやりたいことの一覧があります。
上記のことをやっていると、仕事でやりたいことをする時間が少なくなります。
セミナーに参加したりすると、毎日やりたいことも全部できないことがあります。
そのあたりの重要度に位置づけが現在の悩みです。
おわりに
私には時間管理はたいして難しいことに思えません。
しかし、やらなければならないことが後回しになり、どうでもいいことばかりをやってしまうという悩みを抱える人は少なくありません。
それに対する『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』で示されている回答が、一人でやらないこととPDCAサイクルを回すことです。
しかし、自分自身のことを考えると、中長期的な効果を納得し、PDCAサイクルを回すだけでもうまくいきそうな気がします。
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