デキる子の頭は出来が違うか?

教育

子供の勉強について興味深い記事がありました。

デキる子の頭の中は「樹木構造」になっている | ぐんぐん伸びる子は何が違うのか? | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

中学受験を考えている小6の子供の勉強で、繰り返し覚える以外の方法はないものかという親の質問に対する答えです。

樹木構造に情報を整理すれば覚えやすいという回答です。幹にあたる情報と、枝にあたる情報、葉にあたる情報を分類し、整理すれば覚えやすくなります。

拍子抜けするような回答です。

逆に、こんな基本的なこともわからずに、ただ繰り返して覚えている人がいるかと想像すると恐ろしくなります。

いわゆるできる子は、無意識にやっていることです。誰からも教わらずに自然にできます。

無意識のうちに自然にできなくても、どこかで親か先生に教われば、多くの子供はできるようになります。

子供が情報を整理しないまま丸暗記しているようならば、親や先生が教えれば済みます。

そのような機会に恵まれなった子供は不幸です。整理すれば一目見て覚えられる情報でも、繰り返し丸暗記していたのでは、時間がかかります。そのうちに飽きてしまいます。

情報を樹木構造に整理して覚える方法だけではありません。元の記事の中の図に「つるかめ算」という言葉があります。

ここに「つるかめ算」が出ているということは、「つるかめ算」の解き方も暗記させようということなのでしょうか?

「つるかめ算」は、情報を樹木構造に整理して記憶することにより、解くものではありません。

いわゆるできる子は、試行錯誤の後、極端な例を考えて、そこから推測すれば解けることに気がつきます。

つまり、全部「つる」だったら足は何本になるかを考え、問題に示された足の数との比較から、「かめ」の数を計算する方法を思いつきます。

「つるかめ算」で学ぶべきことは、そのような考え方です。解法を記憶しても意味はありません。

中学受験が、自分で考える機会を子供から奪い、解法を暗記させているとしたら、悲劇です。

自分が小学生のときのことを思い出しても、「つるかめ算」のような応用問題を解く算数の時間は、一番楽しい授業でした。

問題は、誰にも教わらずにこのようなことができる子供と、教えてもらえばできる子供と、教えてもらってもどうしてもできない子供がいることです。

子供にあわせた教え方が必要です。記憶力や計算力だけが、人間の能力ではありません。

記憶方法や考え方などは、効率的な教え方が考えられています。それを広めることが大切です。

その上で、個人の能力の差を認め、さまざまな能力を持った人が、それぞれ幸せに暮らせる社会こそ目指すべきものです。

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