MECEとは?分かりやすい説明の試み

ロジカル・シンキング

MECEとは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略で、経営学や経営コンサルティングなどの領域でよく使われる言葉です。よく分からないという話も聞きますので、説明をしてみます。

MECEとは?

基本的な意味は「重複なく、漏れなく」ということです。

一般的に、課題を解決するときには、次の手順を踏みます。

1.課題の定義

何を解決しようとしているのかを明らかにすることです。現時点で、解決する必要があり、かつ解決可能な課題を選択することが重要です。

2.課題の分解

大きな課題の解決を容易にするため、小さな課題に分解します。ここで使うのがMECEです。解決すべき課題を「重複なく、漏れなく」より小さな要素に分解します。

3.仮説と検証

分解した小さな各課題に対し仮説をたて、それを検証していきます。

それぞれの手順を詳細に説明しようとすると、それだけで何冊も本がかけるほど分量がありますが、ここでは「課題の分解」のMECEについて説明を続けます。

課題の分解

大きな課題を解決するために、解決が容易な小さな課題に分解することが目的です。分解された小さな課題に漏れがあった場合には、全体の課題解決にはなりません。

また、重複があった場合には、無駄が発生します。これが、課題の分解にMECEであることが要求される理由です。

例えば、市場調査における調査項目・対象の選定などの際に、市場を重複なく漏れなく調べつくしたいため、MECEの考え方を使います。

重複がないこと漏れがないことは、それほど厳密に考える必要はありません。課題の性質により、必要とされる厳密さを判断してかまいません。

例えば、職業は兼業の人もいれば無職の人もいるため厳密にいうとMECEではありませんが、通常の経営上の課題を考える上ではMECEと考えて差し支えありません。課題により、解決案に納得感が得られれば十分です。

MECEがよく分からないという人は、どのように分解してよいか分からないという人が多いと思います。そのためには代表的な例を覚えてそれを流用するのが簡単です。

有名な例では、マーケティングの4P (Product・Price・Promotion・Place) があります。

また、年齢・性別・職業などによる分解もMECEとしてよく使われます。

交通手段をMECEに分解する際に、陸・海・空に分けることを思いつくというレベルは、発想の広がりが必要なためかなり難しいと考えていいと思います。

このMECEに分解する練習のためには、次の本があります。

 この本には練習問題が豊富にありますが、回答例がありません。そのため、回答例のサイトを作ってみましたので、よろしかったら参考にしてください。

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