知的生産の技術―私の方法

 ブログを書くようになって、私の知的生産の技術も変わってきました。ここで、一度整理します。

1.最終目的はアウトプット

 知的生産の最終目的はアウトプットです。何らかのものを発信しない限り意味がありません。ただ単に知識や情報を得て、自己満足に浸っているだけでは、ダメです。知的好奇心の強い人、学習欲の強い人は、情報収集や学習することが楽しくて、それだけで満足してしまうことがあります。過去の私がそうでした。しかし、アウトプットが必要です。アウトプットにより、人に知ってもらえる、記録に残るなどのメリットもありますが、アウトプットを意識することにより、インプットが変わってきます。アウトプットという目的を持つことによって、自分に必要な情報を集めるようになります。

2.アウトプットの種類

 アウトプットは、何らかの意味で人の役に立つか、人に喜んでもらう必要があります。そうでなければ、誰も受け入れてくれません。そういう意味で、知的生産技術のアウトプットには、アイデア、課題解決、意志決定の3種類があります。

(1)アイデア

 アイデアは情報を潜在意識に蓄え、熟成させてはじめて出てきます。そのためには、大量の情報を潜在意識に蓄積する課程と、ひらめいたアイデアを逃さず捕まえることが必要です。大量の情報を潜在意識に蓄積するためにはフォトリーディングが有効です。大量の書籍から自分の目的にあった情報を潜在意識にため込みます。潜在意識にため込まれた情報は、無意識のなかで互いに組み合わさり、あるとき突然アイデアとしてひらめきます。いつひらめくかはわかりません。昔から枕上、厠上、馬上の三上という言葉がありますが、あることをじっくり考えた後、ちょっと別なことをしたときに、ひらめくことが多いようです。ひらめいたアイデアを逃さないためには、ひらめいた瞬間に記録することです。記録せずに忘れてしまったアイデアは二度と思い出すことはないかもしれません。そのためには、常にスマートフォンでEvernoteなどを使える状態にしておくか、筆記用具を準備しておくことです。

(2)課題解決

 ビジネス上の課題や生活上の課題などの解決です。一般的には、課題の定義、課題の分割、仮説の設定と検証という手順を踏みます。

(3)意志決定

 意志決定はタイミングが重要です。遅すぎる意志決定は役に立ちません。不十分な情報にもかかわらず何らかの意志決定をすることが、意志決定をしないことより良い結果を生むことも珍しくありません。意志決定すべき時点で、情報不足であったとしても、速やかに意志決定しなければなりません。決して、情報がそろうまで待って、意志決定すべき時を逃してはいけません。

3.インプット

 アウトプットのためには、インプットが必要です。インプットのための情報源の基本は、人・書籍・インターネットです。

 真に重要な情報はしばしば人から直接伝わります。これをおろそかにはできません。しかし、これに過度に依存することも考えものです。私もそうですが、人に依存したくないという気持ちが強い人もいます。

 書籍は、それなりの時間と手間をかけて書かれます。ある分野について深く知りたい場合には、書籍以上のものはありません。

 インターネットは、検索機能により広い分野から情報を収集したり、確認したりすることが手軽にできます。

 そのほかの一般的な情報源として、新聞とテレビがあります。新聞は、ニュースを知るためにはまだ最適のメディアです。速報性ではインターネットのニュースサイトやテレビにはかないませんが、ひととおりのニュースを手早く読むことでは、インターネット以上に便利です。

 テレビは動画と音声で臨場感あふれる情報を提供してくれます。必要とする番組だけを録画して1.5倍速で見るという使い方が最適です。くれぐれも空いた時間にテレビをつけてぼんやりと見てしまうということのないように気をつけなければなりません。貴重な時間を無駄にしてしまいます。今年はオリンピックがあります。オリンピック中継は特に要注意です。

 どの情報源も情報のタコツボ化と信憑性には十分に注意しなければいけません。特定の方向の情報だけにどっぷりつかり、他の情報に目もくれないと、情報のタコツボにはまります。常に広い範囲の情報源を確保しなければいけません。情報の信憑性についても、すべてのメディアにおいて、複数の情報源にあたることと論理の整合性から自ら判断しなければなりません。

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