自分が何に向いているかを考えるとき、自分の棚卸をします。
学生が、どのような仕事につくか、どの会社に勤めるかを決めるときにも有効です。
自分でビジネスを始めて起業しようというときには、他社と差別化するために、自分の強みを見つけることが大切です。
人生の目標がわからなくなったとき、これからどうしたら良いかと思い悩んだときも、自分の棚卸をしてみることです。
いくつかの方法があり表現が異なりますが、どれもだいたい同じ方法です。
ゆっくりできる時間と場所を確保し、紙とペンを用意します。
好きなこと
まず、好きなことです。
今好きなことだけでなく、子供の時から考えて、好きだったこと、夢中になったことを書き出していきます。趣味でも、遊びでも、ゲームでも、スポーツでも、なんでもかまいません。
誰でも、寝食を忘れるぐらい夢中になったことがいくつかあると思います。
思いつくまま100個ぐらい書き出してみましょう。
得意なこと
次は、得意なことです。
これも子供の時に得意だったことも含めて書き出していきます。
学校の成績が良かった科目、強かったゲーム、スポーツ、うまかった遊びなどあると思います。
ほめられた仕事や成功したプロジェクトなどもあります。
誰とでも仲良くなれるとか、誰からも好かれるといった人間関係もあります。
子供の時から、得意なことなどなかったと考える人もいるかもしれません。
そういう人はストレングス・ファインダーをお勧めします。
ストレングス・ファインダーとは、強みを見つけるツールです。詳しくは、『自分の強みを見つけるツール|ストレングス・ファインダー』をご覧ください。
ストレングス・ファインダーで上位に出てきた資質は、得意なことのはずです。
やりたいこと
3番目は、やりたいことです。
これも、今やりたいことだけでなく、子供の時やりたかったことも含めて考えます。
やりたいことなど何もないと考える人もいるかもしれません。
人間関係や費用や時間の制限がまったくないとしたら、何をしたいかという観点でも考えます。
そのとき、無意識のうちに、自分にはできないと、限界を作ってしまうことには注意が必要です。
あなたが万能のスーパーマンであれば、何をしたいかと考えることもいいかもしれません。
需要があること
仕事やビジネスを始めるときに自分の棚卸をするときは、需要のあることが重要な要素です。
市場がないことで、ビジネスを始めてもうまくいきません。ビジネスを始めるとき、需要があることは最も重要なことになります。
ただし、需要があるかどうかは、始めてみないとわからないこともあります。
おわりに
好きなこと、得意なこと、やりたいことを考えるときは、頭の中で考えるだけでなく、紙に書き出すことが大切です。
紙に書き出すことにより、それを忘れて新しいことを考えられます。
また、後から客観的に見直すこともできます。
自分ひとりで考えて行き詰ったら、誰かと相談しながら考えることも良いことです。お互いに質問しながら考えると、ひとりでは思いつかなかったことも浮かんできます。